電子書籍を100冊作って売る目標は、既刊が77冊、企画進行中のものを含めると90弱となり、まもなく達成です。

この目標を設定したのは1年前でした。当時はもっと早く到達できると思っていたのですが、そうは問屋が卸しませんでしたね。

2012年5月8日 「【メモ】気になる電子書籍の売れ行き」

もちろん今は電子書籍を100冊作ることが目的ではなく、この記事のあと目指すべきところがそこではないことに気がつき軌道修正しました。

2012年8月31日「【メモ】電子出版社を作ったらいいんじゃないか」

いま3社目の事案に取りかかっています。この電子出版社を作る、創るですね、ということに気付いたのは早晩セルフパブリッシングが増加するだろうときに、何をもって差別化するべきか考えてのことでした。

このように、予見というほどではないですが、ほんの少しだけ先の方を見ながら仕事を進めているのですが、次なる課題は、人が望む企画を、その人の目の届くところにお届けすることです。お客様が誰で、その人が何処にいて今何を考え求めているのか、ということを考え解決します。

鯱張って書いてますが、自分が買いたいと思うものを作らなければ、また買いたいと思う前に、毎日本屋で立ち読みをしている自分が、同じような欲求を満たせるような仕組みと場を作ろうと考えています。

この「体験する仕組み」は、今までに無いものを作ろうと考えています。今回の構想は、書籍企画、電子書籍制作、ウェブメディア企画開発、アプリ企画制作販売などで、これまで一人コツコツ実践し手がけてきたことを、一緒に仕事をさせて頂いていた方々にもご協力頂いて、これが新しい出版社だよね、というようなものとして実現したいと考えています。

そういった新しい企画の仕事に着手していますが、基本は同じです。現場百回、見て買って読んで話を聞いてみる(聞いてもらう)。ここのところさらに事務所に近寄らず、打ち合わせの合間もブラブラしていますが、その現場に出向いています。

そして、この次なる課題を「早急」に解決するため人材を求めます。前回紹介した電書チームをアップグレードするために必須な人材です。

本日よりマイナビ転職にて募集を開始しました。

・素早く仕事を立ち上げ完遂できる
・企画業務で実績がある
・将来事業経営に携わりたいと考えている
・男性
・30歳〜34歳
・編集者経験不要

要するにプロジェクトを企画して回した経験がある私より若い人です。私自身が20代後半でそういった経験はさせてもらっているので、私よりも優秀な人材なら、すでにすでに誇るべき実績もあるかと思います。

ともかく自分で企画したことをやり遂げられる人、私よりも優秀な人です。

自分よりも一回りほど若い仕事ができる男性を採用しますが、それは将来的に会社の幹部になって貰いたいと考えているためです。そうなるような環境を用意します。

構想と計画、技術と人を揃えたらあとは資金です。

前回の開発では、ここで下手を打って大借金を作ってしまいましたが、すでに半分は返しました。また次借りてくださいと銀行に言われるような状態まで回復させていますが、今期来期は調達しません。

そもそも前回失敗した当時も今も、日本にはお金は余っていて、本当はそんなところで悩むことはなかったのですが、自分の計画に自信がなかったり(他人の企画に乗ってしまった)、構想が開発経験不足で中途半端だったり、などから焦ってしまったことが失敗だったんだろうなと反省しています。

そしていま人材採用や資金調達よりも大きな課題は、時間をいかに捻出するか、そこにかかっています。このことは別に記事にします。