先日、河野さんと、その愛弟子の方々と飲む機会を頂きました。いいですね。ああいう関係って。若いうちに親でも上司でもない、まったく利害関係のない人間に「だからダメなんだお前は」みたいにガツンと言われるのって。エラソーに言ってるほうも、完全に自分の(若い頃の)ことを棚上げしてるところもすごくいいです(笑)

それで、何について話をしていたかというとまずはSEIHAについて。これは「日本を動かす」事業なんですが、事業に従事する仲間は40歳以下の人間で構成したいとなと思っています。年金を払っても確実に満額支給されないであろう世代ですね。勘違いしないで欲しいのは、その心情としては、だから政府がだめなんだとかそういうことを言わないで、だったら俺らで良い感じに変えちゃおうぜみたいなのがいいですね。

それからチームメンバーは社員じゃないとダメとか、そういう前世紀的な考えを捨てて、いろんな関係で一緒に働けるような仕組みを考えたいと思っています。現にいまこの事業に参画している@smashmediaさんと@takeruiくんは社員じゃないです。ただし、だからといって何でもいいわけでもなく、例えば年金は満額貰えなくても払ってない人とかはダメですね。年金を支払えるぐらいはちゃんと自分で稼いで欲しいというのと(もしくは稼ぐ気概は持っていて欲しい)、そもそもあれは自分のためじゃなく親もしくは親世代のためにあるわけで、そんな親孝行しない(するつもりがない)やつはオレ的に×です。なんでそんなことを考えているかというと、そういう小狡い人間に日本を動かされたらたまらないから。誰のためかって自分の子供の将来のためです。

で、日本を動かすといっても、身近な人を一人も動かせないのに動かすことができるわけがないので、でかいことを言いつつも、それが大言壮語にならないように注意しています。なんだ会社の一つも満足に経営できてないじゃないかって。そう言われないようにさらに頑張りたいと思います。

ひとしきりSEIHAの話をして、それから最近の若い世代ってどう考えて働いているの?みたいなことをいろいろと聞いてみました。もっともそれぞれ5分ぐらい聞くと、「あー、それはねぇ」と、やっぱりずっと偉そうに昔話をしていた記憶がうっすらと残ってます(笑)

それから河野さんと話ながら、やっぱりこれからはいろいろな働き方が認められる時代になっていくんだろうなと考えました。ただ、こういうことを書くと、なんだか個性を尊重してみたいな、気持ち悪いありふれた感想になりそうなので、あえて自分のことを書いておきたいと思います。

いま自分には扶養家族が5人います。割と多めかなと思ってます。確かに5人食べさせるって冷静に考えたらまぁいろいろ思うところはありますが、別に自分は大変だとかこれっぽっちも思ってません。ただ、それなりにちゃんと生活させてやりたいなと思えば、そりゃ身を粉にして働かないと無理だと思ってますし、やっているつもりですが、だからといって、それを他の人に強要しようとは思いません。大変ではあるけど、一面ものすごく恵まれているわけで。

実際のところはそんな美しいことは何一つなく、他人からみたらバカバカしいほどに過度にストレスを抱える生活をしていると思います。ずっと一緒に仕事をしている@hagigenさんも、もし自分に何かあっても絶対にデジカルの社長は引き継がないって言ってますし(笑)ま、 そういうことで自分で勝手に始めたことでもあるので、私は私なりに毎日の重圧を上手くやり過ごし、ナニヲー!とかコンチクショー!とか思いながらも、さらに稼げるように努力する生き方を選択したいと思っています。

そういうのって時流じゃないんだろうけど、別にだから何だと、何とも思ってないですし、それこそ人生いろいろなんじゃないでしょうか。だからこそ、全く逆の生き方もありだろうなって素直に思えますし、普通に接することができるんだろうなと思います。ある意味極端なんでしょうね。もちろんどんなことでもいいんですが、いずれにしても真剣にやってない人とは付き合いたくもないというか、事業遂行の邪魔なので視界から見えなくなるようにしています。

じゃないと勘違いしてここに来れば、何か助けてくれそうみたいに寄ってくる人が多くて、ちょっとそれはこのブログやってて、これまで上手く伝えられず失敗してるなぁと思っているところなんですね。人並みに知力も体力もあるなら、今必要なのは独立自尊の精神でしょう。それがなかったらそもそも多様な働き方の社会などあり得ないはずなので。

会社でも強いチームを作る取り組みに一生懸命ですが、構造は同じだと思っています。今後も独立自尊の精神の人を入れて仲間にしていきます。そうすればド根性で頑張らなくても毎日を充実させてちゃんと食べていけて、それでいて評価される仕事ができるはずですから。