伊丹映画は何度観ても毎回新鮮な気持ちで楽しめます。

今回見直したのはスーパーの女。この作品は下手な経営書を読むよりよっぽど経営の勉強になります。

伊丹十三DVDコレクションスーパーの女

伊丹十三

ジェネオン エンタテインメント

2005-09-22

伊丹十三DVDコレクション スーパーの女

見直すたびに新たな気づき(というよりより、より深い理解)が得られますが、今回はバックヤードの職人との対立と、トップの意識&職場改革の部分。

特にトップの意識改革が会社のすべてを決定づけるということが、本当に手に取るようにわかります。

それからバックヤードの改革。ガンコな職人といえば、昔はオヤジと相場が決まっていたけれど、最近はそうでもないよなぁと思いました。

しかし頭が固いままではね。

この映画当時(96年)よりも今は経済状況が悪いので、柔軟ってのは今こそ大切だよなぁと、そういう感想を持ちました。

そして、劇中のバックヤード改革部分は、そのまま編集制作現場の改革に置き換えることができるなと思いました。電子でね。

本当に必要とされることを起点に、現実に合わせて最適化、再構築しています。

最先端を切り拓く仕事ほど面白いものはないです。さらに、それがどんどん売れると本当に面白くなるので、それを味わうため今は頑張っております。

この映画の最後もそうですが、皆で必死に働いて、そしてお客さんが沢山いらっしゃった!ってのが一番会社が盛り上がることなんですから。