ニートと起業家は似ている:モジログ

いつも鋭い分析で、なるほどなぁと読んでいるブログです。

いまの日本に足りないのは、この「わがまま」ではないだろうか。協調やチームプレーももちろん重要だが、まずは「自分は何をしたいのか」がきちんとあって、そこにこだわるプライドが重要だろう。自分のこだわりやプライドを捨ててしまっては、ただの奴隷になってしまう。

日本では、働くということが、この「奴隷になる」ことだとカンチガイされているところがある。「立派な社会人になる」ということが、自分のこだわりやプライドを捨てて、会社のいいなりになる、ということだと思われてしまっているのだ。
ニートと起業家は似ている:モジログ

私は立派な社会人になるということがどういうことかは分からないけど、日本国民の三大義務は、勤労、納税、教育です。人としてどうか、存在を許すかどうかという議論はさておき、ニートが日本に必要かどうかといえば不要でしょう。

そしてニートと起業家、似ているのはどちらも「可能性がある」ことだけで、やはり起業家もニート同様に今の日本には不要だと思っています。

スタートアップがもてはやされていますが、ほとんどがいつまでもスタートできない人たちばかり、ベンチャーブームのころと違って動いているお金が小粒になっているため目立たないだけで、誰かのお金をあてにして獲得したとたら食いつぶしてお終い、それが起業家の実態なんじゃないでしょうか。

結果的に日本社会に貢献していないという点では、起業家はニートとドングリの背比べだと思います。

私は今の日本に足りないのは、起業して事業を経営する実業家、実務家だと思います。事業だから家庭でもNPOでも教育でもなんでもいいと思います。起業もいいですが、それを持続して生産し続ける人が足りないと思います。

なぜこんなことを力説しているかというと、いままさに事業計画を書いて新事業を起業しようと思っているためです。

業界の新境地を開くとか、社会的意義があるからとか、と張り切ってみせたところで、事業収益を上げられず納税できないどころか、顧客や社員も喜ばせることができなければ、それはなんら日本に貢献するものではないということ。

逆に損失を与える分、なにもしないニートよりも始末が悪いと思っているためです。経営すべき事業を起こせない起業家なんてなんの価値もないです。

みんなで一緒に貧しくなりたければいいですが、私は子供達のためにもそうはしたくないですね。ニートと起業家は似ています。だからもてはやすことは絶対にしたくない。