茶道(ちゃどう)に入門して何が収穫だったのか。まだまだ修養の身ですが、いろいろある中で「仕事とは何か」を考える機会を得たことが、その大きなものの一つです。
仕事とは何か、働きとは何か、それらを単に「職場において役務を提供すること」と規定して議論することのいかに偏狭なことであるか、それを教えて頂いていると思っています。また、その意味において、人は仕事によってのみ成長できるというのは間違いありません。
それにしても、その仕事に企画書やプレゼンが必要と言われ初めたのはいつの頃からなのでしょうか?
大人数で大きな仕事を進めるためには企画書(広く計画書、提案書や覚書も含めて)のような書類が必要であることは間違いありません。プロジェクトマネジメントは、WWIIのロジスティクスやNASAのアポロ計画のような巨大プロジェクトに源流がありますが、特にNASAの書類を見ると、なるほど今のビジネス企画書類は全部これらの簡易版なのだなとわかります(逆に偉業も理解できます)。
しかし、プレゼンソフトの無い時代に作られたそれらの書類をみていて、今の時代、仕事に対して企画書やプレゼンが立派すぎるのは間違いないと思います。
では、最適解はどこにあるのか。
今回IQBで発刊した藤木さんの次の2冊に答えがあります。本書の企画自体が、藤木さんの企画・プレゼン手法によって迅速かつ丁寧に進められました。
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自分自身、ずっと企画に携わる仕事をしてきて、これほど簡潔に企画を立てること、それに必要な書類を作ること、仕事を成約するためのプレゼン手法を解説した本はないと思いました。首肯することばかりです。
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ちょっとタイトルを気負いすぎてしまったかもと感じていますが、30分程度で要点を掴むことができると思います。また、すぐに実行できることなので、読んで素直に真似してみることをお薦めします。
繰り返しになりますが、企画やプレゼンを必要とする実務に長く携わってきて(書籍企画や事業提案など)、ある意味自分の飯のタネでもあるわけですから、本当は他人にそういうことを易々と教えたくないので、これは非常にジレンマを感じますが(笑)、本書に解説してあることはすべて「本当のことだよ。知らないと損だよ」と声を大にして伝えたいと思います。
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