前からこれは見に行きたいなと言っていたら、なんと古屋さんが試写会に当たった!とのことでラッキーにも誘ってもらって月曜日から早退して出かけてきました。

まったく事前情報無く出かけたのですが、現地はものすごい女性の大行列。何か別のイベントがあるのかと思ったら、試写会がキャスト勢揃いの舞台挨拶がある完成披露試写会でした。

「永遠の0」完成披露に5000人!岡田、三浦、井上が万感の思い

応募が10万通ということで、主催者側も異例な規模だと何度も言ってましたが、国際フォーラムのAホール、しかもレッドカーペットからの舞台挨拶ありと、圧倒されました。

キャストの舞台挨拶は、遠く2階席から芥子粒のような大きさでしたが、周りのジャニーズファンと思われる若い女性の熱気に押され、こちらも見る前から盛り上がってしまいました(しかし、ほんとにあんなに遠くからでもみんな全力で手を振るんだね)。

規模は遙か何万分の1ですが電子出版のPRについて考えているところだったので、恐らくいま日本で最大級のクリエイティブ完成披露イベントだろうと思われるので、とても勉強になりました。

主役の岡田さん、男からみてもいい男だなと思いますが、何度も何度も同じ質問に言葉を換えて丁寧に答えていて、こういうところ大事なんだなと、また俳優にそう語らせる作品に仕上げた監督の手腕がすごいのだろうなと感じました。

肝心の作品ですが、周りでしくしく泣いているなと思ったら、後ろの女の子が後半号泣状態で、また女性の苦手な血みどろの戦闘シーンがほとんどないので、泣ける映画を作るといっていた山崎監督の狙い通りになっていると思います。

ただ見終わってずっと違和感が残っていて、なんでだろうと考えてみると、太平洋戦争の映画なのに司令官や参謀や政府関係者や、いわゆる「軍部」表現が一切ないんですね。

統帥の外道である特攻を描くのに統帥の本丸を描かない。軍国表現もほとんどなかったように感じます。しかし、だからこそ身近に考えられるのかもしれませんね。そういった点では原作の百田さんの構成能力は途轍もなくすごいなと思います。

試写会までのイベントが長く、それから2時間半も上映があって5時半に座席に座って終わったら10時でした。お尻が痛かったですが、貴重な経験ができました。