今年読んだ本のベスト10を書こうと思っていたら思わぬ伏兵が現れました。先週のKindle日替わりセールで安く買いました。
非常に上手いタイトルですね。「疲れ」について新しい視点を与えてくれると思います。 特に「感情のムダ遣いのメカニズムと予防法」が参考になると思います。
実はというほどのこともなく、経営者にとって最大の課題は自分の心をコントロールができるかどうかだと思います。そこには会社の未来のほとんどがかかっていると思います。
ということで、この分野は地道に研究を続けていて、疲労の三大要素が、悩み、緊張、混乱と知ったとき、問題のほぼ半分が解決しました。
自分にとっては「悩み」が疲労の最大原因でした。悩みによる感情の激震が与える負の作用ほど生産性を低くするものはなく、その低下した生産性を目の当たりにしてさらに感情が揺さぶられるという悪循環です。
そして、ある社長さんの本に、その予防法の1つが書いてありました。それは誰が「貧乏神」か知ることです。
貧乏神って本当にいるんですね。なぜ貧乏神を見分けないといけないのかというと、そういう人と一緒に仕事をしていると、なぜ上手くいかないんだろうか?と悩むことになるためです。
論理的に考えれば考えるほどドツボにはまります。何しろ相手は貧乏にするのが仕事なので、もがけばもがくほど思うつぼ。考えても答えが出ないわけですから悩んでしまいます。そして何よりも貧乏神かどうかが一見してよくわからないということです。
その本にはどうやって見分けるのかそのコツが書いてあったのですが、意外な人が貧乏神です。恐らく当人にまったく自覚はないと思います。
時を同じくして、前沢先生からは、どこ(だれ)と付き合うのか先を見るようにせよ、との教え、お茶の先生からは、出処進退の処し方についても学び、この貧乏神(もしくは疫病神ですね)とどう縁を切れば良いのかを学びました。
簡単な話で時間的、物理的な距離を作るわけですが、義理の欠き方(そういう言い方があるかわかりませんが)にも方法があるんだなと理解しました。言わば避難ですね。いままで断りベタだった自分にはここが一番の課題だったように思います。
貧乏神を見分けて付き合わないようにすれば悩まない。これで疲れの大部分がなくなりました。疲れるまえに少しずつ休むという教えもありますが、それよりずっと効果的です。
余談ですが、最近ブラック企業から逃げろみたいな物言いが浸透していますが、あれは雑でよくないですね。逃亡と避難の違いがわからないと後悔することになると思います。
コメントを残す