他人事なのでどうでもいい本なのですが(なのでとても面白く読めたわけですが)、次の一節を読んで、やっぱりそうだったか!とわかって数億円の価値を得ました。個人的に。
あるとき、秘書が井深に「どうしてこんな立派な設立趣意書を作られたのですか、社員のためですか」と聞いた。すると、「違うよ」という声が返ってきた。
「3人のじいさんを説得しなくちゃいけなかったんだ。前田さん、万代さん、それに田島さんだな。その3人に『うちの会社は立派な会社なんだ』と納得してもらうために、一世一代の覚悟で書いた」P.92
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