例えばこういうことです。

金風舎」は、あえて取次に取引口座を持たないボーンデジタル出版を標榜していますが、ようやく実践的な事例を見せることができました。

この出版に関して制作費はどこからも頂いてません。

著者の山田さん、監修の江藤さんの企画を弊社で編集製作して発刊しています。電子書籍版は700円という高単価にもかかわらずすでにかなりのダウンロード数で、AmazonKindleの月替りセールにも選ばれました。AmazonPOD版は現在30%OFFになっています。

ボーンデジタル出版ですが、単に現在新規に取引口座を開いても条件が悪いと思っているだけで、先々書店流通を全く考えていないわけではありません。ただ、そこに拘らなければ面白いことはいろいろできるなと今は思っています。

ここ数年、地方出張を重ねて各地域の書店や出版事業をつぶさに観察してきました。また、日々iPhoneとAndroidを二台持ちしてあらゆるコンテンツを眺めつつ、ウェブサイトやアプリなども開発してきた実践の中で、これは面白そうだと思うコンテンツビジネスの構想を密かに暖めています。

電子書籍を出版するとかウェブサイトやアプリを作るとか、どうやって作るかということも大切ですが、何を作るのかという点に着目して今後の仕事を考えています。

ボーンデジタル出版は手段に過ぎません。金風舎は面白い出版社にします。