先月末にライザップに入会しました。
カウンセリングで、鍛え甲斐がありますとのお世辞で俄然その気になったので、スーパーハードの2ヶ月圧縮コース(CMでやっているようなやつ)で進めています。
もう2週間になりますが、いちいち説明するのが面倒なので、極めてごく一部の人にしか話をしていませんでしたが、そろそろ軌道の乗せるので”邪魔が入らないように”告知です。
これまでメタボの心配されてきましたが、これといって不具合がないことに甘んじていました。これを超健康体にし、さらに10年はマックスフルパワーで働くことを目標にしています。
なぜ今さらと思われる向きもあると思うので、その理由をまとめておきます。
その前に、メタボの原因を見定めておかねばなりませんが、細かく説明するまでもなく贅沢な食生活に酒量が増えたことに尽きます。
あとは車通勤になって10年すっかり歩かなくなっているのも影響があると思いますね。
それで贅沢が過ぎるのは改めるにしても、社是として「豊かな生活を目指す」ことにしているので、貧相にならないよう、また度を越した節制にならないようにと思っています。あとは、経営者と編集者としてWで頭を使うため、さらに鍛えるべきは頭の方と認識していますので、トレーニングも一時期の茶道の稽古のようにハマりすぎないようにと考えています。
この他の大きな理由としては以下の3つです。
1.見かけが9割の重要性
前述のとおり太ったからといって直接的な不都合があったことは無いです。多少痩せていた頃のほうが女性受けがよかったのは事実ですが、ちやほやされたところでまったく儲からないし、かえって女難を招くので、あえて痩せようという気持ちにもならず、後回しにしていました。
ただ数年前から父がかなり心配してやせろと小言のようにいわれ、大先輩経営者からもそれだけ太っていればまだまだ甘い(もっと営業できる)との助言も頂き、そのうちにと思っていましたが、何しろ会社も軌道に乗らず家内は働きたいと言い出す上に、子供たちも受験だ何だと公私共々シッチャカメッチャカで、わかっちゃいるけど後回しという状況でした。
それにスイッチがはいったのは、まず長男が無事進学したことと、夏休みに戻ってきてかなり鍛えて戻ってきたのをみて、これは親父も頑張るかと思ったのが1つ。もう1つは、前期決算(見込みですが)でパーフェクトな結果を出して、この5年ほどの目標であった「美しいBSを作る」という目標を完全達成したためです。
この目標を達成しての新たな経営課題は「拡大」。この更なる目標を達成させるためには、年商額のゼロを1個増やさないとならないと考えています。その過程において前沢先生からの指導は「ある程度の規模と継続がないと周囲はそれを本気と認めない」という話。要するに会社も見た目がナンボの話だということでした。
事業内容や企画内容がどんなに素晴らしいと思ったところで、一般の方々の9割はわからないんですね。
当たり前な話ですが、それよりも社員が何人いるのかとか年商が何十億円だとか、そういったことでしか判断できないということです。
ということで、ならば率先してまずは社長自ら見た目が9割で行こうという判断です。
2.高額サービスを実体験する必要性
現在進めている編集サービスの開発に関係します。無形の知見サービスを高額で提供するということはどういうことなのか?
サービスを受ける立場で実際に大枚をはたいて実感してみる必要があると考えました。
自腹切って稽古をするといえば茶道のお稽古も相当な額をつぎ込みました。また時間を作ってこちらも復活させるつもりなのですが後回しにしています。
というのも利休の織豊時代から数えて400年。先日読んだ日本経済史の教科書もそこからスタートしているのですが、現在起こっている変革は、現状の日本文化や社会を構成している枠組みを根こそぎ変える可能性があることを感じています。
もちろん日本文化が潰えるわけではないでしょうけど、そのときに最先端で実感しておくべき無形の知見サービスとしては、茶道よりは世界的な標準価値規準みたいなものをベースとしたものを体感しておくべきだろうと感じました。
実際、わずか2週間ですが、担当になってくれたトレーナーの方がそうだということもあるのでしょうけど、非常に論理的かつ科学的なアプローチで、スマホのアプリをつかった日々のコミュニケーション、それとジムや更衣室の内装やアメニティ、スタッフの応対やサービス内容、あとは何よりどうやってサービスを販売しているのかといった、商売の細々した部分などもすべて知見、血肉となっています。
短期間で投入する額としては多額で、さすがに最初は面食らったのですが、結果得ているものを考えるといまは「安い」かもしれないと思っています。
サービス開発提供者として、高額のサービスをつくること、は絶対的な課題とすべきだなと再認識しているところです。
3.日々のタイムスケジュールを再構築する
本格的に社長業を明確に意識してグリップできてきたなと思ったのはこの3年ぐらいですが、それにしてもやはり古い編集者時代の生活習慣というか、全般的な生ぬるさや力技でなんとかしようとするそういう土台が自分の中にもまだ残っているなと実感しています。
残業ゼロを必達させるためには、その根幹ともいえる生活仕事時間の組み立て自体を見直す必要があると考えています。
これは初めてみてわかったことですが、御存知の通りスーパーハードにやるということは、糖質制限しながら必要な栄養素を供給するために、日々の生活時間の中で献立をよく考え抜いて、食事とその準備の時間が極めて重要だということです。
最初は家内にいろいろ注文して作ってもらっていたのですが、あんまり細々言うと喧嘩になるのと、もはや自分でやったほうが早いと分かったので、買い物から調理から片付けまですべてやることにしました。
そうなると日中の仕事時間はさらに圧縮されるわけですが、実は最近思考能力の限界を感じていたのですが、これも俯瞰してみれば、余計なことまで考える時間を持っていたかもしれない、要するに杞憂を抱える時間を作って非効率になっていただけかもしれないと気づきました(時間メタボか)。
いわゆる業界が完全に崩壊したと思っているいまこそ、次の標準となるような新しいクリエイティブな働き方の、日々のタイムケジュールを作っていこうと考えています。
まとめ
以上のようなことで9月末までスーパーハードにすすめていきますが、スイッチ切り替えのショック療法的なことと理解しています。
あくまでも、これからのスタンダードを作ろうと思っているので、役者の役作りみたいなものかとも考えつつ、次の展開を楽しみたいと思います。