「書籍の編集・制作まるごと一緒に」

書籍の新刊企画と制作に日夜奔走されている編集者様に特化したサービスとして提供しているデザイン制作サービス「ISSHIKI」を刷新して1ヶ月が経ちました。

出版業界自体は相変わらず厳しい状況が続いておりますが、ISSHIKIはお陰様を持ちまして、多くの編集者の皆様にご依頼を頂き、ここ数年案件数を増やすことができております。

ISSHIKI | 一式製作所 | 株式会社デジカル

今回はこのISSHIKIの宣伝ではなく(結果的に宣伝になっていますが)、顧客との対話手法として「ネット」と「紙」メディアの合せ技について紹介いたします。

ISSHIKIでは、サービス刷新以前から多くのお客様より実績一覧が欲しいとの要望を頂いており、社内でも長らく課題だったのですが、日々増加する案件対応に精一杯で手がつけられない状況でした。

ただ同じく先月スタートしたEditorialMediaDesignサービスでは「編集とデザインで、情報発信を支援する」をサービスコンセプトとしており、このままでは医者の不養生、紺屋の白袴なので、自社での実践が急務と準備を進めておりました。

先月末にお送りした請求書に同封しております。

仕組みとしては、ISSHIKIサービスサイトに掲載している実績一覧を毎週更新して実績データベースを作成、これを毎月月末に集約して「ISSHIKI通信」として誌面化、PDF版は営業メールでの添付、印刷したものは請求書に同封するというものです。

何を情報として発信していくのかという企画、それをデジタルデータとして制作、更新、集約する方法、そして制作物をネット媒体で発信し、最後は紙媒体へと落とし込む流れです。

ネットではコンテンツの「拡散」が大事だと言われていますが、私はそれ以上に顧客への「配信」による対話の創出が重要だと考えています。

従来であれば大企業でしかできなかったこのような取り組みを、中小企業でも実践できるようになってきました。もしくは大企業であっても、実施にあたっては大幅なコストダウンが求められる状況になってきていると思います。

ムダ無く、ムラ無く、ムリ無く。コンテンツ制作と配信のデジタル化はこの点に基本があると考えています。