企業の自社メディアを作る=情報発信を支援する。このことを仕事とするにあたって”紺屋の白袴”とならないように実践しています。
実績をご覧になって頂ければわかると思いますが、現在のISSHIKIでは誌面レイアウト制作を強みとしています。書店販売の実用書籍を編集している編集者の皆さまにお役に立てるサービスを追求しています。
実用書に限っていえば、書店店頭で装丁の良し悪しで本の売上を激しく競う時代は終わったと認識していて、紙の本ならではの読みやすさを追求する部分に貢献していこうと考えています。
なぜ紙のエディトリアルデザイン?という点ですが、私自身はなんでもかんでもマンガにすればいいとは思いませんし、電子書籍にすれば問題解決するとも思っていません。また、ここで培った出版物制作の技術は後述する情報発信支援サービス(EMD)でも活かしていこうと考えています。
さらにいえば私個人が編集として駆け出しのころからDTPに携わっているので、この事業は世に不要と言われるまでは当社の基幹事業の1つとして継続発展させていく考えです。
企業が自社サイトで情報発信をする意味はどこにあるのか
紙のデザインでB2B事業ですが、ウェブサイトで実績を更新しています。どのような取り組みをしているのか簡単に紹介したいと思います。
ISSHIKIウェブサイトで整理された実績データは、デザイナーチーム内の編集会議にて「ISSHIKI通信」として仕上げられます。この「ISSHIKI通信」は、印刷して請求書に同封してお送りしていますが、いずれメールマガジンの形態も模索していく考えです。
この一連の業務を、各デザイナーとNPスタッフと呼んでいる当社専属のオンラインのパートスタッフの手によって、月次で回転するワークフローとして設計しました。
なぜそのようなことをやっているのかといえば、企業が自社サイトで情報発信をすることは「ステークホルダー間の対話を設計すること」に他ならないと考えているためです。その結果としての売上増であり、人材採用です。
そのため、コンテンツ制作のデジタル化と自社での情報発信がもたらすメリットは、工程の簡略化による経費削減、時間短縮ではなく、社員同士の連携や顧客との対話密度を高める点にあると考えています。
デジカルのEMDサービスでは、このような情報発信を設計し、企業内に編集部を設置することを仕事にしていますが、ネットで発信した情報を紙に落とし込み、さらには出版まで設計できる点が強みです。
EMD -Editorial Media Design- | 株式会社デジカル
ということで、ISSHIKIのデザイナーとEMDの編集者は一心同体となるようにチームをデザインしています。