昨年のコンテンツ東京出展後より、いろいろなタイプの出版相談をEMD(Editoriarl Media Design)という概念で、編集制作課題に分解し1つずつ継続的な案件として落とし込み取り組んでいます。
EMD -Editorial Media Design- | 株式会社デジカル
横文字の略語に留まっているのは、事業への落とし込みが不完全な証拠で、これを日本語にするならば何かを考えていましたが、ようやく定まりました。「情報伝達支援事業」です。
最近まで「伝達」の部分を「発信」と考えていて、上記ウェブサイトにもそのように書いてありますが、これは安易で多少無責任だったかもしれないと考えています。
というのも、発信以前に、発信するべきコンテンツの整理がついていない、もしくはコンテンツそのものが存在しない場合があると気づいたためです。コンテンツ制作時には、何を誰に伝えるのか、を考えなければならないのですが、そうなると発信支援ではなく伝達支援の方がしっくりくるなと考えました。
そしてこの問題解決に、この数年当社で実践してきたデジタル出版の技術と実績を活かせると考えています。伝達する情報の固まりを「書籍」としてイメージしてもらうことで、知識や知見を情報として整理する手法が伝わりやすく、またその制作過程において、ブログやセミナーなどのコンテンツ創出手段を活用できるといった説明も、上手く伝わるようになってきました。
これまでこういった相談には「ブログを書けばいいと思いますよ」と、いとも簡単に答えていましたが、振り返ってみて大変に無責任な回答だったと思います。