約二ヶ月にわたる人材採用が一段落つきました。たくさんのご応募ありがとうございました。全員の方によい返事ができず、採用については新しい方との新しい仕事に対する期待とともに、やはり採用はなかなかに辛く難しい仕事だと感じるところです。

最終的に4名の方に当社に加わって頂くことになり、今回の採用活動については期待以上の大きな成果を上げることができたと考えています。

特筆すべき事項としては、やはり社長ブログの効能です。実際に面談の際にお会いして、すでに当社のことを十分に理解してこられているので話が早いといいますか、もうこちらから話すことはないですね、というような場面が多かったように思います。私のブログを全部プリントアウトして持参された方もいて、これは率直に感動しました。

この社長ブログのあり方については、すでに何度か書いていることでもありますが、顧問の河野さんと相談し、極めて戦略的に実施した結果であることを書いておきたいと思います。今回の採用にかけた費用(聞くと驚くほどの低コストですが)とその効果(新規採用者のみでなく、その他の関係者への波及効果)も考えると、世の社長の皆さんにはますますブログをおすすめするものです(具体的なノウハウをお聞きになりたい方にはお教えします)。

採用が決定した方々は、年齢としては30代後半が中心で私とほぼ同世代の方々でした。また希望通り現職の版元編集者の方にもご応募いただき、そういったキャリアのある方々が、これから当社が目指していくプロジェクトに賛同した上で集まってきているという実感を持ちました。

あとは、そういったメンバーをきちんとまとめ、各自の持つ能力を上手く発揮してもらい、会社を前に進めることができるかどうか、私自身の仕事はまずはそこにかかっています。働き方、仕事への取り組みなど大きく改善していかねばならないと感じていることもあり、これはここ3ヶ月ぐらいで変えたいと思います。

今回の採用活動では、現在の雇用の厳しい現実をほんの少し垣間見る機会となりました。それによって何か明確な結論を導き出したわけではありませんが、この先何が変わって何が変わらないのか、きちんと見定めて行かなければならないという思いはだけは非常に強烈に持ちました。

ここ数ヶ月は、メディア事業部の立ち上げに集中してきましたが、すでに実行すべき計画は策定できているのであとはこちらはしばし結果待ちです(メディア事業部の面々は結果が出るまで寝食を忘れるぐらい頑張って頂きたい)。

来週からは、新しく加わる方々とともに、出版事業の新サービスの開発と営業に集中したいと考えています。こちらは年内、すなわち90日ぐらいで最初の結果を出したい考えで、これはすでに内定しておられる方々にお伝えしてある通りです。鳩山新政権も年内に何らかの成果を期待されていると報道されていましたが、ちょうど同じような感覚でやってみたいと思っています。

先月の社員総会で、今期のテーマとなる言葉を提示してあるのですが、みんな覚えているのかどうか(というか実践できているかどうか)。まあきっと覚えてないだろうなと思いつつ、ひとまず社長がそれを実践するしかないというところです。