デジカルは編集プロダクションとして創業しました。まだ編集者の側面は保っていると自負しているので、いまでも編プロの代表といった認識はもっていますが、先日とあるところで「デザイン会社の社長」として紹介され、なるほど、そうも見られるようになっているんだと認識しました。
書籍のカバーデザインやレイアウトデザインを担当していて、人材募集でもデザイナー募集としているので、そのように認識されるのは有り難い限りですが、私自身は、現状はデザイン会社というより制作会社の方が適切だろうと考えています。
そのようなことがあってから、これまではそう強く意識していなかった「デザイン会社の社長」の意欲が高まってきて、そういったことを社内でも話をしています。ただ、この場合のデザインとは、グラフィックデザインを制作する意味のデザインではなく、出版コンテンツビジネスを構想、設計するといった意味でのデザインです。
金風舎を作ろうと思ったこともその一環で、もともとデジカルは多面性をもった会社にしたいと考えていたのですが、私の甘さがあって1つの側面を完成させる前に、違う側面に中途半端に手を出してしまい、角がないぼんやりと不格好な石ころのようになっていました。
依然としていろいろやりたいことは山積してますが、今回はこれまでの反省を踏まえ腰据えて順番に手がけています。まずはISSHIKIを盤石なデザイン制作チームとして仕上げるべく動いています。人材募集はひとまず完了しましたので、今更ですが、新しく加わった人も含め全社員の人材育成に直接関与しています。
次は10年使ってきた業務システムを捨てて、新しいシステムを構築します。こちらは年内に目鼻を付けたい考えです。