このブログは、広く人を集める目的で続けていますが、いま考えていることと未来像を書いておくことで、どういった人と一緒に仕事をしていきたいのかが少しでも伝わればと考えています。
Isshikiを全国展開させます
編集プロダクションからデザイン制作会社へと水平に伸ばした事業を「一流化(一本化)」させました。これを書籍の製作出版サービス「Isshiki」として展開しています。
主なお客様としては、書籍の制作出版を担当する出版社編集者の方々と編集実務を担うことが可能な作家の方々、そして出版物を販促媒体などに活用することを企図している事業経営者の方々です。
本サービスは、装丁デザインと本文レイアウト校正をセットにし、金風舎レーベルでデジタル出版に対応できる、書籍の製作・出版をワンチームで実現していることが特徴です。
コロナ渦のはるか以前からデジタル対応をしていますが、今回、オンラインミーティングツールが一気に普及したことから、サービスを全国展開することにしました。
出版のDXを促進する企画サービスを開始します
そして製作事業の上流工程にあたる「情報発信企画」事業開発を本格的に開始しました。
なぜこの事業に取り組むのか、十数年分の知見と経験からの発想なので、体系的に説明を始めると論文のようになってしまい(そしてそこで満足してしまい)先に進まなくなることと、実務家としては、実際的な価値提供を実現して社会を豊かにすることが役割ですので実績をもって説明に変えたいと考えています。
ひとつ明確に伝えたいことは、開発しているサービスは出版のDigitalTransformation(DX)を活用するものだということです。DXとは進んだデジタル技術で社会を豊かにする概念ですが、デジタル化した出版技術の利活用で情報発信を効果あるものにして、顧客のビジネスを拡大させる社会貢献を図りたいと考えています。
新組織はライン・アンド・スタッフから
この情報発信企画提事業を実施する組織を構築しています。まずは私自身が指揮して実績作らなければ始まらないので、Isshikiライン(現場)に対するスタッフ(参謀)チームとしてスタートさせ企画会議を開始しました。
ライン・アンド・スタッフは古い概念ですが、製作事業という固定的な事業の生産性向上を目指す働き方改革と、DXを実現する先進的なサービス開発を同時に実現させるには、予めそれを意図した頭脳部分を直接作らないと始まらないと考えてのことです。
このスタッフ部門を拡張する方向性で、Isshikiや金風舎など、将来的に1事業が1商品となるようなコンサルティングファームを目指しています。
企画編集部を提供すること
労働集約的な知識集約型組織で設計していますが、「副業」での業務委託契約も含め、雇用契約は極めて柔軟に対応するしくみを考えています。
また、いわゆる正社員的営業ノルマを課すようなことは目指していませんが、実績評価型で知識労働を目指していますので、仕事の成果には厳しく考えています。ただそれは労働強化という意味ではなく「面白い仕事を創る」ことを目的にしているので、楽しく仕事をする意志が必要だということです。
以上、極めて簡単にいうと企画編集部をサービス化しようということです。
コーポレートサイトに「顧客とともに面白い仕事を創り、豊かな生活を築く」を経営理念として掲げていますが、自ら企画して仕事を創って、その仕事によって関係性を築き深め、結果的に顧客とともに豊かな生活を積み上げていこうという考えです。