編集者は元来、本を作るのが好きなので、目の前に編集の仕事があると、どうしてもそれに没頭してしまいます。
編集者は「企画を立てる」のが仕事 | あなた出版社ブログ
このことは別に編集者に限ったことじゃないですよね。野菜農家は野菜を育てるのが好きだろうし、パン屋さんはパンを作るのが好き、ラーメン屋だってラーメン作るのが好きだから商売しているはず。で、本当にその仕事が好きかどうかは、それら自分が好きなはずの仕事が、商売で行き詰まった(と感じる)ときに、それでも没頭して仕事に取り組んできちんと成果を上げられるかでわかると思ってます。
そうなると企画の立案が疎かになって、売り上げが立たない。会社からにらまれるわけです(汗)。会社からは「仕事の見える化」という有難い対策法を頂いて、もうガラス張りの仕事になっています(泣)。精神論や根性論ですが、これはもうやるしかない!私はやりますので、部員の皆様も気合いを入れ直して頑張って欲しいです。
ガラス張りの見える化経営ってのは本当に怖いですね(笑)創業来7年間、古屋さんの徹底的な管理で一銭たりとも不明朗な会計はないし、社長の給料も株主(現取締役二人)には全部公開してるし、さらに今期は25%も減給して新規事業立ち上げやってますから。公明正大さにかけては向かうところ敵なしだと思ってます。
あえて強気でもなんでもなく、仕事が厳しいからといって社員が辞めていくことについては、あっそう、と感慨もなにもないんですね。昔、まだ勤めている頃に私の部下になったら潰されるよとか随分陰で言われてたこともありました。実際、今よりもずっと未熟だったので加減を知らずにやり過ぎたことはあったと思います。
それに会社を立ち上げたばかりの頃は、厳しいからと社員に辞められるのは結構堪えたりもしました。でも基本的に仕事に厳しいのは私のせいじゃなくて、それを求めるお客様の要求があるからなんですよね。そして、その条件をクリアしようと努力しなかったら成長できないと思っているので、今では、またいつか一緒に仕事ができればいいね。と厳しいからと去っていく人は、気持ちよく送り出すことができるようになりました。
最近も「うわっ、この段階で、この条件で、これは厳しいな」という品質を立て続けに、追い立てられるように求められる状況があったのですが、それぐらい厳しくクレーム付けてくれるお客様に真正面から対応できないと、本当の意味でサービスレベルは上がらないと思っていて厳しいお客様には本当に感謝しています。これがわかってない頃は、なんだあの客はって言ってたんですよね。社員をかばって。今となっては、これが会社をダメにしてたそれこそ赤字の原因だと思っています。
お客様の要望と社内体制とを天秤にかけたら、どんなに社内が混乱しようともお客様の要望に応えるようにしています。絶対にやり抜けと。もし、それで自分に整合性が合わないと反発して辞める社員がいれば、基本的に去ればいいと思っています。今は転職自由の社会ですからね。社員が会社を自由に選ぶように、会社もまた社員を選ぶと思っています。
その会社を支配するのは社長じゃないです。社長が社長たる所以は、そこにお客様がいて収益があがるかどうかにかかっているわけで、真の支配者はお客様。それを忘れた会社は大企業でもどんどん潰れています。
最近もメディア事業部は、どんどん難しい仕事がやってくることに対して、どんよりした空気になっていたのですが、君たち何を考えているのかと。新規事業でお客様ゼロなんて当たり前なのに、仕事が来るのを呪うなんて君たちどうかしているよと。人が足りないとか能力が足りないとかたぶんそういうことを考えているようなのですが、そんなの、もし君よりできる人間がきたら君たちすぐに用済みじゃないのか?とね(笑)
一方で、私としては今はできる限り成果を上げる社員が働きやすいように、職場環境を作って行くことが第一の仕事だと考えています。それはそれがお客様のためになるからです。今少しずつですが、会社のルールを明文化していって、現場の裁量権を明確にしていっています。現場がお客様のためと判断できるのであれば、それはどんどん即断実行してもらいたいので。結構ブログでそれらしきことを書いたりしてますが、それでも社員に対してまだまだ説明不足なんだと思っています。
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で、やるしかないってのは、実行しかないという意味でその通りですが、何をやるべきかは、少し考えてから実行したたほうがいいと思います。要は売れればいいのだから。どうやったら売れるのか、それだけ考えればいいんです。それだけ実行していれば、ザルな経理やってない限り収益が上がらないなんてそんなバカなこと起こりません。そのうち制作なんて、作るだけ頑張る会社に外注すればいいわけで、それこそ中国にも足場を作ったので我々は企画だけ考えてればいいという状況に必ずなりますよ。というかしましょう。
企画当たって儲かったらもう辞められないはずです。楽しくてしかたないから。すると仕事(というか作業ね)に没頭してるから企画ができないとかそういう問題は一切関係なくなります。逆にもっと仕事させろと言い出しますね。だいたい、そうなってくると「いや〜、全然休め無くってさ、ちょっと休みたいよ(笑)」なんて楽しそうに友人に語っているはずですよ。
ということで、1,000円のQuoカード貰えるかなぁ(笑)
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