橘玲氏の新刊読んでます。その影響も多大にありますが。

最近、立て続けにツイッターやネットニュースで評判になっている事件や事象、それに対する多くの人の意見を読んでいて、自分の考えは多勢とは違うんだなと実感してます。本当は、いろいろブログに書こうかなぁとも考えたのですが、今はビジネスに集中すべきだと思って控えています。

ただ、今日の北九州でのガレキ処理のニュースを見ていて、ひとつ確信したことがあったのでメモしておこうと思います。それは、昨年の3.11で海外からの評価を中心に再確認されたはずの「日本人」としての「絆」が、やっぱり幻想だったなということ。橘さんの新刊でも、日本人は昔から世俗的で戦前戦後も代わりがないという話を書いてありましたが、本当にそうだと思いました。

そして、この先、経営者として考えておくべきこととして、「日本の国債を買っているのは95%は日本人だから、ギリシアのようにはならない」という話は、そうではない前提で考えておくべきだと思いました。

実は私も以前国債を持っていたのですが、証券会社の担当と話をして処分しました。そのときにはそんなに深く考えず、単純に先々の投資案件として話をして決めただけのことですが、今回は例のニュースを見て、まさにカッコつきの日本人として、この先の経済状況がどうなるのかを考えたときに、国を信じて国債を持っている人が、それをどんどん手放すことになってしまったら・・・。なんだか、そうなる可能性が高くなっているんじゃないかと思いました。

別に経済予測が仕事ではないですし、人々の危機感をあおるつもりも毛頭ありませんので、この予測が当たらなければどうということではありませんが、もしもの時を考えて事に当たらなければいかんなぁと、本日もいろいろな仕事の仕込みを考えていたのですが、明日はまたゼロベースで考え直そうと決めました。

ちなみに、現時点では私個人や会社については、昨年の大ピンチを切り抜けた自信があるので、この先何が起こっても大丈夫だと思っています。なので、去年までのようにまったく悲観していませんが、準備は急ごうと思います。