技評の加藤局長がいよいよ勇退ということでご挨拶に伺いました。

私が入社したのは長男が生まれた年、28の時でした。初めて同業他社からの転職者ということだったのですが、最初のころに帯でポカミスをして、その見本の角でこづかれたのを今でもよく覚えてます。あれは痛かった(笑)その後、退職したのは33だったのでわずか5年しか居なかったのですが、その間かなり生意気なことをいっていたにもかからず、独立当初も目をかけて頂き仕事の面では本当に助かりました。創業時点でたくさんチャンスがなかったら、私も萩原さんもここまで成長できなかったと思います。

それからもうおよそ10年です。最近は電子書籍の件で、たまにご意見をお伺いする感じでしたが、もう引退だと仰っていて随分経っていたので、引退はないんだろうと思っていたのでびっくりでした(笑)

思い返してみれば実用書の編集とはいえ、局長が出版人としての誇りを持って取り組んでおられたので、私も在職時に毛色の違う本も企画させてもらえ経験を積ませていただけたのだろうし、なにより今の電書でいろいろな企画を出すことに躊躇がないのも、出版人の大先輩としての薫陶をいただけたためだと勝手に思っています。

今回も、ご挨拶に伺ったにも関わらず、売れる電子出版とは、という具体的な話題で、こういう企画がとか、あれはダメだ、その取り組みはいいね、と言う話をしていただきました。

で、やっぱり100冊作るという方針、賛同頂けると思いました。頑張りたいと思います。
加藤局長お疲れ様でした。でも、また、話を聞きに伺います(笑)