そもそも【育てる】ことは自分が【育つ】こと、いや自分が育たないと人も育たないものだと、今は考えています。

この【育てる】カテゴリも、たとえば私が社員や自分の子供の育成に能動的に努力した手法を語るためのものではありません。ある一定の到達(未到達)ポイントからみて、それまでの活動が正しかったかどうか、その振り返りのための備忘録として書き残しています。

人を育成するとは、人に直接強く関与したり指導したりすることでなないのかもしれないと思い始めています。その人が伸びたいと思わない限り、他人がどうこうしてなんとかなるものではないのだろうと、ようやくわかってきました。

一時期は社員教育や育成、研修という言葉に振り回されたこともありましたが、今私にできることは唯一、伸びたいと思う人が伸びることができる環境を整える、ただそれだけだと考えています。

社員がなるべく自由な(気分でいられる)環境で仕事を楽しめるように、また仕事自体が面白くて止められないゲームとなるように、私自身はそのクリエイターとして仕事をすればよいのだと、ようやくわかってきました。

と、教科書的には、ある程度わかっていましたが、経営者としてその実行が難しいところは、育成の責任とともに、経済的な危険を回避する重圧も同時に背負い堪え忍ばねばならないというところだと思います。この点で新たな反省点もあるのですが、エントリーを改めます。

両親ともに教職についていました。

幼い頃から親父の仕事の大変さをみていて、この職業だけにはなるまいと、大学でも学科で唯一、教職免許をあえてとらなかったぐらいなのですが、いまになってこんな問題に直面するとは思いもしませんでした(笑)

別に教員資格があればという短絡的な話ではなく、もう少し人が育つことについて意識的に考える時間をもっておけばよかったなぁと思っています。そうすれば、まだこれほどに苦労することもなかったかな。

今度帰ったときには、その件で飲みながら話をしようと思います。

と、次いつ帰ることができるのかわからないので、これを読んで先に親父殿からメールが来るかも知れませんが(笑)