裏千家には淡交会という組織があるのですが、そこにまた青年部という下部組織があります。青年部と言っても上限が50歳までという途轍もなく層の厚い組織です。主に研究や親睦の目的で社中を超えた交流をしているらしく、らしくというのは、これまでは幽霊会員だったためですが、このほど支部の役員を仰せつかりました。

一昨年もそういう話が一度持ち上がったときは、直後の地震のドタバタで休んだりして立ち消えになっていたのですが、どうやら年齢的に43というのは絶妙らしく、再度熱烈なお願いで(先生に言われると断れないです)、かなり逡巡して、先日はじめてイベントに参加してみたところで、もう覚悟を決めて正ではなく「副」ということなので、就任することにしました。まだ何をどれぐらいやるのかもよくわかっていませんが、また確実に週末の時間が減ります。

ほんとに逡巡しました。やってみるかぁと思ったり。やっぱり辞退する!と独りごちてみたり。

なにしろ私が経営の神様とあがめる一倉教の教えに真っ向から反するものです。ただ、師匠に推して頂いていることや、一倉先生のころとは時代が違うだろうとか、もっと広く社会を見る視点を持ってみるためとか、いろいろと打算計算言い訳を考えながらも、何はともあれ、ダメもとで受けてみることにしました。

引き受けてからもずっと、一倉先生のCDの「何を馬鹿なことをやってるんだ!もうあいつには頼めないな、というぐらい不義理をして、二度と声もかけてもらえないぐらいにやるのが〜」みたいな講演の声が聞こえてきます。

そういうわけで、もちろん経営が第1なので、天秤にかけたら迷わずこちらは不義理をすることになりますが、そのときはそのときです。結果的に上手くやれるかもしれませんが。