目的意識を持って取り組めば、ガジェットやクラウドを駆使して作業効率をあげることは、単なる仕事の能率アップで終わりません。

自分にとって本当に価値ある仕事を発見するためには、じっくりと思索に耽る時間が必要です。仕事に追われ疲れた心身には定期的なリトリートが必要です。そして何より価値ある仕事を成し遂げるためには、そういう仕事は大抵大きな仕事ですが、入念な準備が必要です。

いずれにしても「時間」が大変貴重な資源。様々なツールを活用して、日常生活、通常業務を改善して、時間の有効活用を意識することで自分のための時間を捻出できます。

また、ますます増加していく携帯電子ツールやネットサービスに使われない、飲み込まれないためにも、自ら積極的に使いこなす意識を持つことは大事だと思います。

それにしても、時間を生み出すのに、わざわざ勤めを辞めてフリーランスになることを勧めている昨今のノマド議論は本当に無責任な話です。ほとんどが不毛に終わることでしょう。そんなに自由な時間が欲しいなら、いますぐそのTwitterをやめて本来やるべきことをやればいいだけのことです。

人に独立を勧める野暮な人が多いですが、働き方の変革とかたいそうなことを良いながら、本当のところ身近な人間関係を自分の都合よいものに変えたいと思っている傲慢さと、変えられなかった人の都合よい屁理屈なのではないかと思います。

話がそれましたが、会社に勤めていているからこそライフハックの効能は大きいですし、実践して自分の仕事を見つめ直す時間を持つことができれば、勤めていてもノマドは実践できます。

自由な時間を作ろうとする意識を持つことは自由です。誰も制限できません。縛っているのは自分自身の場合がほとんどでしょう。

以上はリーダーになるべき人の話。

もし自分はフォロワーがいいと思うなら、ライフハックで生まれた時間をリーダーのために使えばよいと思います。

そうするとあなたの前には次々やりがいのある仕事が自動的にやってきて、飽くこともなく充実した日々を過ごせると思います。そこに徒労という言葉は存在しないでしょう。

新刊企画を進めるにあたってちょっと頭を整理してみました。