著者の渡辺さんは採用畑、現場一筋20年。そしていまも就活学生と向き合っているからこそ語れる話があります。
就職氷河期という言葉すら死語になりつつある現在、新卒採用という習慣もいよいよ終わりを迎えようとしているように思います。
それは大学を卒業しても就職先が無いということではなく、新卒、転職の区別(もしかすると国境の区別も)の無い就職採用活動が学生にも求めらるようになっているだけで、バブル期に就職した甘い上司世代には厳しい現実のように映るのかもしれませんが、現代の学生は十分に対応しつつあるのではないかと思います(そう思いたいですね)。
すくなくとも従来の「就活」を目的とした就職・採用活動では就職ができなくなりつつあるようです。ではどうしたらよいのか?
本書は学生のために書かれていますが、親世代(中高生の子供を持つ未来の親世代)にも、いま就活の現場で何が起こっているのかを知るための本としてお薦めします。
リクナビ、マイナビの就活に疲れたら読む本 (impress QuickBooks) | |
渡辺憲一
インプレスコミュニケーションズ/デジカル 2012-07-13 |
コメントを残す