先週、あるプロジェクトで打ち上げの席を設けて頂きました。先方の社長さんも同席して頂いて親しくお話をする機会を得たのですが、伺う話すべてが桁外れ、久々にモノスゴイ経営者に出会いました。
同年配の経営者で、この人はスゴイなとずっと尊敬している社長さんがいます。彼と大変似ているなと話を伺いながら感じていたのですが、2人に共通するのは、見込事業であることと、社員育成に熱心であること、そして実績でものを語っているということです(つまり自分にできてないから本当にスゴイと思うわけですね)。
そして、さらに共通しているのは「ブログなんか書かない(ましてやTw、Fbなど論外)」と豪語していることです。要するにブログやFBで殊更に自社を宣伝せずとも、看板となる商品が売れているので、そんな暇があったら商品開発や社員面談に時間をかけるということですね。
なんという自信、なんという正論。
いまこのブログは社長ブログという看板こそ掲げていませんが、実質的にはその役割を意識しています。それは編プロという受託事業であることを意識してのことだったのですが、実態としてはここ数年メインで売れているのは、書店店頭で商品となっている自社のデザインの方で、別にその営業のためにブログを続けて行く必要はありません。
また、この1年半ほどは電子出版事業の準備のためと話題を絞ってきましたが、それも案件受託的な位置づけから徐々に販売収益を見込める段階へと移行しつつあります。さらに言えば、社外取締役からも、そんな一銭にもならないこと(SNSを頑張ること)を一生懸命やっていて社長としてどうなのかとも言われていたのでした。
こう書くといまにもブログを止めるのかという勢いですが、ここは明確に、将来的にも私自身はブログは続けて行こうと思っています。もちろんこの結論に至るまで迷いに迷いました。売れる社長になるには、ブログなんて書いている場合ではないだろうと思い。
なぜ続けるのか理由を整理しておきます。
・ブログ(SNS)が電子出版において重要な要素の一つであると考えるため、それを自ら実践して効果を体験的に理解しておく必要があることが第1
・ブログ執筆が、あるポイントごとに考えをまとめるきっかけとなることと、後日の振り返りに重要な役割を果たしていることが第2
・最後に、明確な読者である親父殿やその他「読んでますよ」と仰ってくださっている方々への安否情報として。
更新頻度は減るかもしれませんが、このままブログを書き続けて、見込事業も成功させたいと思います。
ところで以下に紹介する電子書籍「ブログに『ためになること』なんて書かなくていいい」は、IQBの第1弾で「はせおやさい」さんに執筆いただいた本です。はせおやさいさんは、はてなダイアリーの「インターネットの備忘録」で人気のブロガーhase0831さんです。
1年前の本ですが、発刊時点から想定していたとおり、いまも鮮度を保った内容でFacebook狂想曲も一段落した今こそ、皆さんにお勧めする1冊です。
頭の良い人は気付いていると思いますが、このように電子書籍は書籍と違って紙が焼けることも返本もありません。だからこそ、息の長い本を作るチャンスです。
と、こうやって私自身が宣伝にも使えますしね。やはりブログは続けて発展させたいと思います。
ブログにためになることなんて書かなくていい (impress QuickBooks) | |
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