私はまだ43歳ですが。

ここ数ヶ月、偶然にも「いま45歳なのですが」という、編集者の方々にお会いして、親しく話をする機会を得ました。正確には全員元編集者で、この時代転換のまっただ中、次なるステップを模索し、すでにその一歩を踏み出されている先輩方でした。

この変革そのものは、もうずいぶん前から始まっていると思います。しかしまさに今、その断層面が目前に現れた、といった感覚を皆さんお持ちになっているように感じました。

決してその変革を前にして行き先を見失って立ち止まっているわけではなく、上手く言えないのですが、いまはさなぎのような状態なんだと感じます。次なる展開に思いを巡らし、じっと黙って時を待ち続けている。かすかですが静かな青い炎をみたような気がしました。

同年配の女性では美魔女ブームがありますが、あれってそろそろ下火になってきていますかね。確かにすごいなと思いますが、私にはあれこそが日本の失われた20年そのものを象徴しているように見えて仕方ありません。

昨晩は、次の企画のためにお会いした45歳以上の方々の、白熱した議論を聞く機会がありました。別のエントリーで書きますが、次はいよいよ「おじさん」の時代だと思います。