これから先メールが当たり前になったように、ソーシャルメディアで(それが今あるツールではないかもしれませんが)仕事をすることが当たり前になります。

いま企画している本の関係で、ソーシャルメディアでリアルな実践例を積み上げているおじさん達(メディアに関係のない地に足の付いた業界の方々)、と話をする機会を得ているのですが、体感としてつかんでいるのは、どこでもざっくり45歳以上、以下で使う派、使わない派(使えない派)の境目があるようです。

45歳以上の方でビジネスでソーシャルメディアを使えない人は、今から始めれば同世代で差を作れるだけでなく、引退後の新しい世界を今から作ることも可能です。おじさん達の話をきいていても、割とビジネスで成功を目指している話をしていながらも、その先の将来的な自分の「居場所」作りのための活動を意識している方が多いように思います。

一方45歳以下の方は、ビジネスでソーシャルメディアを使えない人は、すでに普通に使っている人が多い中、少しずつでも使い始めておかないと、この先なかなか居心地が悪い状態になるだろうと思います。特に会社で自由に使えないところで使わずとも不自由しないような環境にいると、気づいたときには手遅れになってるかもしれませんね。

持論をいくら語ったところでビジネスでメールや電話から逃れられないように、ソーシャルメディア上のつながりが不可欠なものになっていくことは間違いないと思います。 もっとも別に恐れる必要がないのは、仮に居心地が悪いにしても、メールや電話が仕事の評価に直結しないように、ソーシャルメディアが苦手だとして、それで評価が下ることはないということですね。

ただ、どうせやる必要があるならば、それを楽しく使えるようになっていると仕事が楽になるだけでなく、いろいろな出会いやつながりの持続が面白くなりますから、私はお薦めしたいと思います。

ソーシャルメディアというと、なんでもかんでも繋がって闇雲に世界を広げようという雰囲気があります。しかし、私自身ブログもFBもTWもLINEも全部オンラインにして間口は広げていますが、あまり自分からどんどんリンクは広げないように意識しています。

ただでさえ数多くの執筆者の皆様ときちんとお付き合いを維持するだけでも大変なのに、リンクを十把一絡げで一緒くたにしていては、お付き合いくださっている方々に失礼ではないかと考えているためです。このあたりいろんな考えがあると思いますので、これからいろんな人の意見を聞いてみたいと思います。

ソーシャルメディアとカタカナにするので難しいですが、要するに社交の場ということですから、普通に会社で勤めている人には別段難しい話ではありませんね。逆にいままでそういった普通の人々がいなかったからこそ、横暴かつ無礼な振る舞いを許されていた若者(バカモノか)がこれからいったん退場ということになるのだろうと見ています。

ということで、iPhoneがきたときに飛びつき、スマホが出れば乗り換え、Twitter、Facebookでつぶやいている姿を家人や上司から白い目で見られつつも、耐えて密かに使い続けてきたビジネスパーソンのおじさんの皆さん、いよいよ我々の時代がやってきました(笑)