クラウドソーシングは「管理職」を無くしますね。正確には旧来の管理職的仕事の存在を許さないということでしょうか。「高度成長時代のマネジメント」が完全に崩壊したんだなと思いました。
安く仕事が発注できると思ってると「安物買いの銭失い」を地でいってしまうと実感しました。初期的な投入資金は少なくても、果たして望んでいるものがその予算と時間で仕上がるのかどうか、その保証がなにもないことをどうとらえるのか。
日頃から「そんなの業者やらせておけばいいんだよ」的発想で仕事をしてきた人には越えられない壁があると思います。恐らく「クラウドソーシングなんてしょぼい連中しかいないんだよ」といった捨て台詞を吐いてお終いだろうなと。
ただクラウドソーシングが恐ろしいのは、高圧的な態度の人だけでなく、飲みにケーション的濃密コミュニケーションで、低姿勢に何度も摺り合わせしながら仕事をしていたような人も、同じように仕事を完成できない可能性が高いということですね。
明確な完成予想図と具体的な指示がなければ仕事が「絶対に」達成されない世界。経営者的視点で考えれば、クラウドソーシングを活用できる社員に求める資質は、自ずと明確になってくるように思いました。
「何を」作るのかに焦点を当てて仕事をしている人の時代なんだと思います。
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