海外旅行の話ではないです。

自分が構想している計画とその達成時期や、自分が想定している作業時間と依頼者の実作業時間の誤差の話です。

まだかまだかと焦ったり、見極めて采配できずに遅延したりと、結果ひとり空回りしてはイライラを募らせていることに、そろそろ気付いて、先回りした対応をとりなさいと諭された話です。

「このことは先行きこうなるだろう」
「こういう方針で進めよう」

という見通しを立て判断ができなければ先立つことはできませんが、そういう人は得てして理論値で

「こうやればいいのになんでそうするの」
「なんでこれができないの」

と傲慢に考えがちで、そうなると間違いなくマネジメントは失敗します。

自分のペースと人のペースは違う
自分の感じ方と人の感じ方は違う

そういった視座をもって、よく見てよく聞いて、それから聞き入れるべきところと捨てるところを切り分けて、よくよく考えて説明する。

そこまでやって、初めて相手が「やってもいいかな」と思うスタートラインにつき、そこから「やってみせ、いってきかせてさせてみせ、褒めてやらねばひとは動かじ」。

人との時差と誤差をどれだけ上手く組み込み、あたかも本人が自分でできたかのように促していく。そして実はデッドラインの引き方と伝え方にも秘訣があるというマネジメントの奥深さに、44歳にして初めて突き当たっているところです。

山本五十六の言葉に続きがあることに最近気付きました。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って信頼せねば、人は実らず。

それにしても果てしない。と、ここまで書いていてなんですが。

最近Faceobookでストレスが〜とか、親父殿からストレス解消のためにCDが送られたとか、そんなことをブツブツ書いていたら、いろんな方が心配してくれてて、それで今更こういうことをブログに書くのもあれなんですが、だいたいが仕事の話じゃなくって9割9分、夫婦の話でしたというお話です。