コメントが簡単につくので、ついついFacebookに書き込んでしまいますが、社内の近況や今後の展開についてきちんとブログにも書き残します。

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情報共有システムから完全離脱

これまで数年かけて構築した現場の情報共有システムから完全に抜けて丁度1ヶ月経ちました。

苦労して作り上げた仕組みから抜けることになるなど、構築時には思いも寄らなかったことですが、ITリテラシー暴君にならないように気をつけながらも、新たな側面から自分が暴君化していたことに気付きました。

権限委譲の仕組みを構築

現場システムから離脱を決めた直接の理由は、今後さらに増加する自分の出張対策でした。

オンラインは距離を超えた現場への対処ができるのですが、物理的な距離が現場に対する客観的な視点をもたらし課題整理に効果を発揮する一方で、問題に対しては焦点を強調することにもなり、いわゆる「炎上」を発生させてしまうことに気がつきました。

今回、湿度を保った人間関係の構築を前提に、経営者としてもヌケモレ無く情報共有できる体制をオンライン・会議・組織の3点から再構築しました。

どういう人材で、どういう組織にして、どういうツールをどのように運用すればよいのか、社長としては、実践的に習得して成果を出すことを重要視しています。

結果として、現時点で受注増の上に現場での懇親会が今日ですでに2回も開催されているので、これは経営ノウハウとして一つ確実な生産性向上策を確立できたなと感じています。

合理と情理の狭間で指標は1つ

そして社長一人残ってこのブログを書いてるわけですが、ひとり孤独な作業をしているのではなく、再び自分一人から始める2チーム目結成に向けて、その戦略を実行しています。

7人で1チーム。最大5チームまで作ることを想定して事業計画の線を引いていますが、現フロアは2チームまでしか増員できないので、ひとまず2年以内の計画でこれから人材採用にとりかかります。

経営者としては収益増が成績評価の指標ですが、その直接的な要因は社員増としても、増加員数がその指標ではなく、1人あたりの生産性が指標と考えています。

そうすると、どういう人材がいつどの時点で必要になるのか、その人材に何をいつどうしてもらうのか、完全な組織設計が必要だということがわかります。

この組織設計の仕事こそ経営者として一番の醍醐味が味わえる仕事だと思います。なぜならば、設計図が完璧であればあるほど、その通りに人が行動をしてくれない非合理を受け入れる必要があるためです。

情理と合理の狭間で揉まれ磨かれる日々がまたやってくるようです。