この方の本は、いつも店頭に並んでいて気になってはいたけれど、どうも胡散臭い感じがして(他の本のタイトルもね)手に取ることもなかったけど、人に薦められて最新作を読んで見ました。

この本の内容としてはいわゆるアニキ本的なもので、人生の先輩のオレ様が教えてやるぜ的なものだけど、とても読みやすい上に内容が熱いものなにも関わらず文章のトーンが非常に穏やかで、なかなか良い本でした。

わかるわかる!というよりは、そうなんだよな。必要なことは平常心だよなと、師に教え諭される感じでした。

何が良かったんだろうかと分析してみましたが、上手く行かなかったけど(失敗したけど)、いまはそこそこ頑張っている、という人の話はとても参考になるということですね。

そしていま求められている話はきっとそこなんだろうなと思います。

明るい未来の話なんて嘘っぱちに思えるし、落ち目な人を見て、オレはまだましだ、なんて思えるほど明日の自分に自信もない。

これからどう生きていけばいいのか。

ピカピカと明るいだけのこれから成功するぞストーリーや、ちょっと馬鹿なことを言っただけでけちょんけちょんに叩くような暇ネタには、さすがのメディアオタクの自分も最近は辟易してタイトルすら読みません。

もがきながらも一歩ずつ前進している人の、キレイゴトじゃない言葉。そこに指針や助言を得たいんじゃないかなぁ。

これ、当然ブログやFacebook、ましてやLINEなどでは絶対に見つからないですね。そして、とても電子書籍向きのコンテンツかも。

シリーズ企画のヒントをもらったので取り掛かります。