昨年からデザインでお手伝いしているワイヤーオレンジさんの第3弾は絵本でした。
最初にこの絵本の話をお伺いしたときから、この企画にかけるすさまじいまでの熱意を感じていたのですが、印刷所から上がってきた見本を手にして一通り読み終えたあとに、改めてグッとくるものがありました。
強烈なインパクトある絵と、子供だけでなく親(とくにお父さん)に響く内容だと思うのですが、どうしてこういう絵なのか、読み終えたあとにここまでするか!と、すべてにおいて計算されつくされた素晴らしい本です。
当社でデザインを手がけている本は年間数百冊になるので、いちいち宣伝している間もないのですが、この本だけは出版されたらなんとしてもブログに書かねばと考えていました。
説明がヘタクソで宣伝臭くなってしまって悔しいですが、本当に皆さんに手にとって読んで欲しいと思います。
その話を昨年伺ったときに、すぐに「これは徳島に行って詳しくお話をお伺いしなければ」と、デザイナーを連れての出張を決めたのですが、実際に訪問してみてその直感は正しかったと思いました。
徳島のスゴイ出版社に行ってきました 【その1】 | katsukinoboru.jp
徳島のスゴイ出版社に行ってきました 【その2】 | katsukinoboru.jp
今回の絵本の著者は、そのワイヤーオレンジ社長の原田さん。そう、この話は原田社長の子供の頃のお話です。
実は徳島に伺ってからも、何度か原田さんにお会いして食事をご一緒させて頂くことがあったのですが、その都度どうしたらこんなスゴイ人が出てくるのだろうと、原田さんの生い立ちを是非知りたいなと思っていました。
でも常に原田さんは未来の話、それも浮ついたところが一つもない具体的で熱意ある話に圧倒され伺う隙がありませんでした。原田さんもまた、この絵本の話は40年間ほとんど話さずにこられたそうです。
きっと何かドラマがあるだろうと感じていましたが(そんな軽々しい表現では済まされませんが)、絵本を読んで一人の父親として息子の教育について考えさせられ、同時に経営者としては原田さんの並々ならぬ事業に対する情熱の裏側を知り、当社のデザイン実績ではなく、お薦めの1冊として記事にしました。
ぜひお手にとって欲しいと思います。
コメントを残す