少し前に文藝春秋で裁判記録かなにかの記事を読んで、それだけで気分が悪くなるほどだったので、今回は被害者のお父さんの語っている様子をテレビで見て、立ち読みすらする気にもなりません。一方で出版を差し止めることも、加害者の後悔の心情を読み取ることの意味も否定しません。

ただ版元の初版部数の設定を聞いて、その利益はどうするんだろう?と思いました。社会的な意義があるから出版するようなことを社長さんがテレビで語っていましたけど、莫大な利益はどこかに寄付でもするんですかね。

出版人それぞれの理念があっての事業だと思うので、あの社長さんは社長さんなりの考えがあってのことだと思うのですが、見ていて創業前に勤めていたときの社長が「私は女性の下着と子供の懐に手を入れるような本は作らない」と言っていたことを思い出しました。

自分も楽しく美味しいご飯が食べられるような仕事をしたいなと、そんなことを改めて思いました。

面白くて役立つ本を作りたいと思います。