ブログを読み返していて、SEIHAを実現するのに「資金があれば」と安直に書いていたことに気づきました。

こんな甘ったれたことを書いていては、たとえ目前に大金を積まれても、その企画を実現できやしないですね。何が甘ったれているかといって、誰かの承認や保証がなければできない、しないというようなエクスキューズが入っているところです。

ちょっとしたことですが、こういう弱気の虫がじわじわと後から効いてきますので、すぐに反省して補足します。

資金が足りなければ、資金が不足ないように工夫する。さらには、企画そのものの価値を認めてもらえるような取り組みを努力するのみです。

これから電子書籍の出版を始めますが、実は一昨年の電子書籍元年の段階で32booksというコンセプトでサービス展開を企図し、結果リソース不足で断念しました。

2010年7月23日「32booksを進めたいが、進められない理由がある」

断念しましたが、その本質の部分についてはあきらめずコツコツと考え続け、細々活動を続けているうちに声がかかり(具体的にはプレゼンのチャンスを得て)、今回まったく同様のコンセプトでの電子書籍展開の機会を得ることができました。

当時断念した理由は、人員的リソース不足のほか、販売管理の部分に興味が持てないということと、制作体制が整っていないというものでしたが、販売管理については出版流通会社と組みます。制作体制についてはいまゼロから作っています。1年半の時間がかかりましたが、前回断念したところから大前進できて実現させていると考えています(電子書店も整ってきましたしね)。

また、なかなかアップルの許諾が降りないのでリリースができませんが、スマホアプリと本の立体的な展開の企画が間もなく実現します。この企画も発案からまるまる1年かかっています(発売予定から2ヶ月遅れました)。会社そのものにしても昨年の危機的な状況からも半年かけて脱却させました。

これは今後SEIHAについても同様です。コンセプトは今でも古びていないと社内で意見交換して再確認しましたし、企画も用意してあります。いつでも実現できる状況にした上でチャンスを伺います。そして今回は待つだけでなく戦略的に布石を打って前進させているところです。

もっというと、私自身が成長するように、そして部下も組織も育つように、そして資金繰りが破綻しないよう地道に稼ぎながらやっています。

・食い扶持は自ら稼ぐ
・みんなが楽しく成長するようにやる
・価値提供に努力する
・ 簡単に諦めない

このあたりの考えを徹底すれば資金には絶対に困らない。そして、何事も達成できた上に成長発展できると考えます。

かくも泥臭く困難に向かって努力しているのは、自社と社員の発展それだけのためですが、いま徐々に社員が動きつつある実感から、今回「も」必ずやり遂げられるぞという確信があります。SEIHAを必ず実現させ、当社の業績をさらにアップさせることができるでしょう。