元来人前で派手に何かをやれる性分ではありません。ですが経営者としては外に向けてアピールすることも大変大事な仕事なので、ブログを始めたのもその点を大きく意識してのことです。

ただ努力しなければと思っても苦手、不得手なことはそうそう簡単に改善できません。最近とみにイカンなぁと思っているのは、仕事の実績をきちんと提示できていないこと。

この半年近く社員のみんなでいろいろな仕事を仕込んで仕上げてきました。立体的なメディアづくりという点で、仕掛かり中ということもありますが様々な取り組みを行いましたし、すでに昨秋納品した大きな仕事もあります。もちろんブックデザインではかなり良い仕事をたくさんやっています。

しかしながら、これらをちゃんと伝えられていない。心情的にも、その暇があったら次の仕事の営業を!と考えていて後手後手になってしまっています。

社員とのコミュニケーションについても同様です。それぞれが考え抜いてすぐに手足を動かすという体制で進めていますが、社員に自分のその考えや方針が、きちんと漏れなく伝えきれているのかというといえば、実際のところ、ごめん!すまん!言葉が足りなかった、本当はこういうことだったと謝ってばかりです。

さて、悩んでばかりはいられないので具体的にどうするかですが、ひとつ目の問題は、四の五の言わず自分で実績を整理して提示する時間を作って手を動かします。もう一つはいわゆる広報宣伝で力のある人に仕事を手伝って貰える方法を考え手配することで対応したいと思います。

社内の人材は、私がそう願っていることもあり「オレは仕事の結果でモノを語る」んだタイプばかりなので、まさにパズルのピースとしても、いまここに広報宣伝力ある人がいてくれたらなぁと思っています。特にこれから電子書籍を発刊していくにあたって、これらを売っていくためには読者に対して弛まない発信が不可欠と考えていますし、ウェブメディアも企画しているのでこちらの運営を考えても発進力ある人を強く意識しています。

この広報宣伝については、パートタイムや業務委託のような形でもかまわないので(いまや当社は原則出社不要なので)、お手伝いしてくれる方を強く求めたいと思います。

次に社員とのコミュニケーションについては、「やめる」ことを決めました。それはスマホで長文返信をしないということです。これまでしっかりしたコミュニケーションを取るのに失敗しているのは、時間のない中、急いで返信しなければと慌ただしく対応していることにも問題があったと思います。取引先にはきちんとパソコンから返信を書いているのに社員に対しては、決して甘えのつもりはなかったですがスマホでサクッと返信していました。

さらにいうとITツールを駆使する器用貧乏社長をやめようと思います。いろいろ使いこなして得意げになっている場合ではないです。これはきっぱり以後は趣味にします。