コーポレートサイトも整えました。

「情報発信企画」をプレイヤー仕事にして、そこからデジカルの新たな成長を目指します。

「企画」サービスですから、サービスメニューはありません。これから提案営業していきますが、このブログで実績や取り組みについて書き続けることでサービスページに育てたいと考えています。

今回は、本業を情報発信企画にしよう考える原点となったことをまとめてみたいと思います。

ポイント① 情報収集のオンライン化

1つ目は原点は情報収集方法が様変わりしたことです。

特にこの緊急事態宣言が出て以降、ニュースはNHKのアプリを飛ばしながらTwitterをたまに眺める程度となりマスコミはほぼ見ることがなくなりました。

基本的には実際に会社や街に出て状況を見聞きすること、つまり半径5mの、というのはオンライン(SNS)越しの全国各地の方や家内経由の主婦LINEネットワーク情報も含みますが、いずれもオンラインで情報を集めています。

Youtubeは、情報収集というよりは知識吸収に役立っていますね。よくできたコンテンツを見るのは、本の速読よりも吸収が早いと感じています。

そして、特筆しておきたいことは、昨年の後半から研究のために購読しているいくつかの個人有料メディアです。作家の方々が中心ですが、この有料メディア情報がコロナ対策でもっとも有益なものとなりました。

余談ですがTwitterの「わたしの分析は何が何でも正しい。あいつは馬鹿だ」のおじさんや「海外出羽の守」のおばさんの類にはウンザリしますね。偏差値意識を肥大化させて年取ると病気になるんでしょうか。

ポイント② マルチプロダクト制作

2つ目の原点は、同じ原稿から複数の制作物を作るマルチプロダクト制作です。

本の企画からスタートして、ウェブサイトの企画、電子書籍やプリント・オン・デマンド出版、そしてSNSアカウントの運用や広告企画と、あらゆるクリエイティブを企画して、探ればさぐるほどマルチプロダクトは、コンテンツドリブンを正しく具現化できるものだと感じています。

『三円小説』新書サイズ文庫+無料ウェブサイト+公式アカウント運用

そして多面的展開ができたときの達成度合い(購読者への刺さり具合)に、本が売れたことと違う喜びがあり、取り組みに無理や嘘がないことを感じています。

過去にミリオンセラーの編集制作に何度か携わりましたが、いま思えばその喜びは一瞬のことで、それは誰に届いているのか手ごたえが薄いことが要因だったと考えています。

デジタルコンテンツの場合デバイス越しですが、それがオンラインになることで、制作関係者や購読者の方々との関係性が広がり深まります。

いつもスマホを手にしていることもありますが、本よりも人間味、温かみある存在に思えます。

いま、この実体験をもとにして、コミュニティ形成を目的としたブログとメルマガと電子書籍と動画をセットにした企画を準備しています。そしてコンテンツ販売のために決済システムも作りました。

私の中ではこの企画が未来の「本」のイメージです。まもなくリリースです。

ポイント③ SNSでの「拡散」をしない

ブログとともにTwitterもFacebookも10年以上続けています。

10年もやっていると、仮想といわれていたネット空間もすっかり現実社会と一体化してしまい、Facebookに至っては、仕事関係のほか親子兄弟親戚友人とリアルなつながりがそのまま全部入っきて、我が家では数年前から常時オンライン帰省状態です。

そのため、当初はSNSアカウントで激しく発信することが情報発信だと思っていましたが、いまは個人アカウントでビジネス情報の発信をすることは選択肢の一つでしかないと考えています(オフィシャルビジネスアカウントの価値が高まると思っています)。

そして、この情報発信企画を本業をしようと決意するに至った企画を、来月、金風舎の新刊として出ます。400ページ超の上製本で企画から2年かかりました。

初めに企画相談を受けたとき、コンテンツ制作を情報発信に活かすことを提案したのですが、著者の意強い向でオンライン発信は顧問先への限定的なメルマガのみ(それを運営しています)とし、発刊後も積極的なネットでの情報発信はしない方針としました。

書籍はAmazonのみで販売予定です。5,400円です。

これはボツ案。ランディングページのヒーローイメージに作り替えます。

帯コピーを見て頂くとわかりますが、たくさんの経営者の方々に今こそ読んでもらいたい本です。

著者が積極的にSNSで発信しないという本をどうやって売るのか?この2年それをずっと考えていました。そしてこの過程で情報発信設計と制作を顧客と一緒に考えることが仕事になると気づき、それをサービスとすることを決意したということです。

まとめにかえて

この先、オンライン情報発信は必須ですが過剰な発信は敬遠されると思いますし、なによりもコンテンツが大事です。そして同時にオフラインコンテンツも不可欠です。このオフラインを本の出版としてご提案します。

追伸

以下、備忘録として身近な人向けに少し補足します。

創業15年節目に、編集プロダクションとして原点回帰を企図して、当時話題となっていたコンテンツマーケティングの展示会に出展しました。そこで獲得した見込み顧客を巡るうち、掘り進めようとする先に未来がほとんどないことに気づいてしまいました。いまやその展示会すら開催できなくなっていますが…。

そこから舵を切り替えて2年。デザイン会社の側面を強調するあまり、多面的な部分が損なわれてしまう時期もありましたが、構想していた方向性で整ってきました。

東京オリンピック後の不況を見越し、2年後の2022年までの転換計画で準備していたのですが、このコロナショックで大幅な前倒しを迫られ、そういった点で多少焦っています。

先行き不確実極まりない状況ですが、新規事業は確約があって取組むものではないですし、50を過ぎて一念発起して商品開発、創業した偉大な先達の話もあります。

とはいえコロナの長期戦を考えると、今回はいわゆるウィズコロナとして短期で成果を出したいと考えています。1年ごとの3ステップで行きます。