Kindleが来る直前のこと、「これで変わる!」と、ボーンデジタル電子出版事業の立ち上げに参画して、勢いに乗って自社レーベルを立ち上げ、果ては全国の地方紙を巡るプロジェクトまで。
あれから10年、いよいよ電子書籍の時代になったと思いますが、いま電子書籍は、当時まったく想定していなかった方向性で関係するようになってきました。
昔から、商売は「一歩先は早すぎる、求められているのは半歩先」と言われていて、いつも「おまえは早すぎる(だから当たらないんだよ)」と言われてきました。はい、そのとおりです。空振りだらけです。
ただ、その電子書籍の時代になってみて、いま強く感じるのは紙の本の価値です。
デジカルは、Digital+Cartaの造語で、創業時は「電紙」というロゴを使ってました。その時がきたかもしれません。
「止まっている時計は日に二度合う」秋元康