その2っていうか、こっちが本当の話。
役所が時代遅れと書いたのは、サンプルに使っているモデルケースがおもいっきり高度成長期の製造業を対象にしているためで、要はそんなに悠長にやってる時代じゃないよ、それにサービス業だし、ということです。
そんなこんなで結果的に役所のコンサルサービスは使い物にならんと思っていたところに出会ったのが先のセミナー会社さん。まだ登録したばかりで利用はこれからなんですが、いただいた資料の中にこれだというものがあったのでちょっとパクって作りました。
専門スキルについては社内で対応したり、それこそ先日のデジハリさんなどのような形で協力していただき、どうすればいいのかはわかってきていたのですが、基本的なビジネススキル不足についてはどうしたものかと悩んでいました。特に河野さんにお願いしてある企画会議のお稽古も、みんなの基礎能力が足りないのか今ひとつ効果がでておらずなんとかしなきゃと思っていました。
書類を作ったりというのは仕事柄割とできているほうですが(内容はともかく)、聴く力、話す力、考える力などは社長が一人ひとり教えるのが非常に難しく、やっぱりこういうところは大企業は強いなぁ、いいよなぁ、と小さな会社の不利なところを痛感していました。
ところが今回お願いしているセミナー会社は、このビジネススキルの部分を「5力」ということでとても力を入れていて、しかも破格のお値段、毎月何回でも何度でも参加できるという素晴らしいシステム、これを利用しない手はありません。さっそく今月から実施します。社員に参加させて効果がみえてきたらこのブログでも紹介したいと思います。
しかしながら、これで万事OKというわけにはいきません。一番下の基本的な姿勢の部分で元資料に書き加えたのですが、集中力とバランス力(対人距離感)などはもはや研修でどうにかなるものじゃありません。これをキャッチアップさせるのは相当難儀です。とくに作業における集中力については教えて何とかなるものなのかとずっと感じていました。
そんなときにTwitterで@passionhackさんに教えてもらった本「35歳の教科書」にこんなくだりが、
私はたくさんのビジネスパーソンに出会ってきましたが、これまでに
「集中力はビジネスの世界に入ってから鍛えました」
という人に会ったことがありません。成功する人は子供の頃、何かしら集中した経験があります。もうひとつはバランス力です。これは左右の均衡だけを指しているのではありません。たとえば「自分と地面」「自分と家族」「自分と友だち」というように、世の中全体と自分との的確な距離を保つ訓練をするという意味です。(「35歳の教科書」95ページ」)
35歳の教科書なのに、すでに10代で将来が決まっていると言われてもあれですけど(笑)、小学生の子供がいる親の身としては、これはとても参考になりました。一方、集中力やバランス力については、もはや会社でなんとかできるものではないということもはっきりしたので、こういったところを涵養するようなものは直接的にはやらないことにしました。
35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画 | |
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