今日は社員の話です。
結構頑張っていると思われる男なのですが、セコイ遅刻が直らない男です。連日徹夜作業で頑張っていることも知っています。
しかし、難しい仕事を頑張っているから、人よりたくさん仕事をしているから、だから何だ。どうせ遅刻するなら昼過ぎに堂々と出社してくるぐらいの気概を見せたらどうかと言えば、エヘラエヘラ受け流す小心者ではないか。
今日、ある事案の打ち合わせのために1,000円の経費を使いたいのだが、事前に相談していなかった、許可して欲しいと、外出先の私にちょろっとメールを送ってきた。1,000円だから。必要なものだから。直前だけど知らせたから。いろんなテキトーな理由が透けて見える。
昔、給料が足りなくて生活できませんと曰う編集志望者がいた。自分の生活のやりくりもできないやつに、どうして貴重な制作予算を有効的に利用することができのか大馬鹿者と叱ったことがあるが、1分の遅刻や1,000円の経費の稟議に手を抜くようなやつに、どうして数ヶ月にわたる数百万単位の仕事を任せてみようと思うのか。
自分が社長になって考えてみたら、どれだけ大馬鹿者か背筋が寒くなってくる話だ。
と、こういうことを書いていると、決まり事をひたすら生真面目に頑張る手合いも出てくるわけだけれども、人に期待されるようなガムシャラな仕事ぶりを見せなければ、失敗もしなければ、叱られることもないだろうが、そのうち仕事を頼まれることもなくなり、相手にもされなくなって、一人静かに立ち去ることになるだろう。
それほどに、どんな会社でも、大きな失敗をした社員ほど、後で大きな利益を得ていると思うのだが、失敗にもほど遠い、せこくて、みみっちいミスを一刻も早く改めるべきだ、だから今日、あえて大馬鹿者と言ったことをありがたく思ってって感じだが、それは無理、社長甘いよと萩原に笑われそうだ。
そう、あれこれ社員のせいにしてみたが、社員の甘えた行動を甘やかしたままの、大甘社長がすべての元凶なんですね。大いに反省し、仕事の失敗を許し、小さなミスを許さない会社にしたいと考えています。
北原
>昔、給料が足りなくて生活できませんと曰う編集志望者がいた。自分の生活のやりくりもできないやつに、どうして貴重な制作予算を有効的に利用することができのか
「予算があって有効利用できない」という話ではなく、
「予算が少なすぎて、この仕事はできない」または
「予算が少なすぎて、クオリティが保てない」という話かと思いましたが、
違うのでしょうか。
給与アップの交渉をしてきた社員に、「自分の生活のやりくりもできない…」云々などと言うのは
アホな経営者の典型ですから、おそらく違うのだと思いますが…。
katsuki
北原さん
コメントありがとうございます。
あ、この場合は、単純に「予算があって有効利用できない」ってことですよ。
要するに、自分でちゃんと家計も管理せず、でも贅沢はやめられないんですっていう甘えたことを言っていたということで。
本当に生活できないほどの給料しか渡してなかったら、社長が大変なことになっちゃいます(笑)