個人出版と自費出版の違いって、定義できますか?

えー、あなた出版社の萩原くんが今朝簡単にまとめた報告では次の通りです。

※個人出版……著者自身が発行元'出版社(となって出版する。制作費用は著者が負担するが、印税が大きい。Amazon DTPやGoogle editionも、この方向性
※自費出版……出版社が発行元になって出版する。制作費は著者負担で印税も少ない

たぶん、今日、明日にもこの件については詳細なレポートをブログに書くと思われるので詳しくはそちらぜひご覧になっていただくとして、昨日は、あなた出版社にクリエイティブワークステーションの塚田さんが来社されました。

塚田さんは、4年ほど前、当社で「御苑塾」というセミナー会議室の事業(事業っていうほどのものじゃなかったけど)を運営していたころ、All Aboutの取材でいらっしゃったことがあります。巡り巡ってというご縁は本当にうれしいことです。

それで、ご相談の趣旨というのは、個人出版した本を書店に並べたいということ。「え?個人出版?されたんですか?売れたんですか?」ということで、お話を伺ったところ。本当に売れてました。すごいです。

↓↓この本です↓↓

【2009-2010年度版】図解 フリーランスのための超簡単!青色申告
【2009-2010年度版】図解 フリーランスのための超簡単!青色申告
クリエイティブ ワークステーション 2009-11-30
売り上げランキング : 4545

おすすめ平均 star
starフリーランスのための超簡単青色申告
starフリーランスのための青色申告
star初心者にはもってこいの本

Amazonで詳しく見る by G-Tools

塚田さんが個人出版に取り組まれようと考えた発端は、とある版元の民事再生手続き開始。この版元には私もいろいろな思いや話がたくさんあって、まずはひとしきりその話でも盛り上がりましたが、まぁそれはオフレコです。

で、結果的に自分で作って売ることになって、流通はAmazonだけでなく書店さんとの直取引まで全部自力で解決されたとのこと。さすが長らくガイドをやっておられただけあって、その過程も精緻にまとめておられました。

2時間近くの面談でしたが、あなた出版社が考えているこれからの出版のカタチと、これから需要が見込まれるであろう著者への編集サービスについて、極めて深く情報交換をすることができました。

次回作も当然検討されていらっしゃって、前回不具合があった点(在庫管理など)をあなた出版社でどのようにサポートできるか、考えてご報告することとなりました。

また、塚田さんとしては多くのフリーランサーのためにも、この貴重な経験を共有したいという思いが強くあり、どうやってそれを広くお伝えしていこうかと、まずはブログに書いておくことからだなと、昨日まではそういう話を萩原くんとしていたのですが、ちょうど今日になってサムスルの渡邉さんから新しくセミナー事業をやるので、あなた出版社でセミナーやってみませんか?とお声がけをいただき、これは乗るしかありませんね。たぶんそういうご縁です。

昨晩は、経営者.jpさんのトークライブがあって、その音源収録に出かけてきたのですが、やはり具体的な「実績がある」方のトークライブってとてもいいなと、そういったイベントってまだまだ需要があるなと思った矢先でもありました。これから企画を考えてみます。

電子出版の時代ともなれば、それは当然個人出版の時代ということ。このときに、編集者が提供できるサービスいろいろとあることがわかってきました。ちょっと話が飛びますが、以前、元の上司に言われた編集者のエージェントというビジネス、本格的に考えてみるタイミングなのかもしれません。多くのフリーランス編集者の方々と意見交換できればと考えています。