経営者JPの井上さんとの出会いについては、昨年4月26日のエントリーに書きました。

これこそ昨日の準備の話ではないですが、日頃からずっと考えていたことだったので、この昨年4月26日の打合せの場で「来週から新しいトークライブのシリーズが始まるんです」「だったらこういうことやってみませんか?」と投げかけその場で井上さんが即決された企画です。ただ企画成立までがハイスピードだったために、実現までには紆余曲折ありました。まさに話をしたときには準備ゼロの泥縄状態でのスタートということで。

途中でソーシャルメディアセミナーでUst配信を試したり、32booksで販売プラットフォーム作りを目指したり、電子出版元年にふさわしく随分と実験と失敗を繰り返しました。しかし、その過程で@sosemiさんや@takeruiくんと出会って実際の手伝いを得られたことが非常に大きいです。

今この経営者JP CLUBで考えていることは、出版プラットフォーム作りです。もともと経営者JPの井上さんがもっておられる経営者・リーダー層に訴えかける著名な先生方とのネットワークとコンテンツをトークライブというリアルな現場からネットメディアに立体展開できないかと考えて立ち上げました。

本日から音源フルパッケージリリース開始!

コンテンツとしては「経営者の条件」のような、話題の経営者と井上さんとのトークライブ、マネジメント層が組織を運営するときに必ず直面する人間力について、松下幸之助の薫陶を受けた林先生が濃縮された内容をわかりやすくつたえてくれる「人間力養成塾」、それに伝説の外資トップとして著名な新将命氏が、若かりし頃リーダーとして活躍しトップに至るまでの実体験をもとに実践的なマネジメント手法を教授する「新塾」など、この半年間ほぼ全ての講演、講義に収録のために参加させていただきましたが、一経営者としてこれほど実りある時間はなかったと自信を持って言えるほど有意義な内容であるということは当然のことです。

企画で大事なことは、それに熱中できるかということですね。この点については、自分が経営の勉強が日頃から面白い事と、従来のビジネス書とは違うアプローチでビジネス書を企画できないかなぁと考えていたことなどがベースになっていて、仕上げることができていると思います。

途中、これを文字に起こして電子出版をとも考えたのですが、そのまま音源を活かすことにしました。先生方の圧迫感と緊張感のある肉声にこそ、真に夢と目標に向かって努力し、現実と格闘している経営者層が求めている勇気を与えてくれるものと感じたためでした。これは優れた経営者の書籍で味わえることですが、それでもやはり肉声の迫力は完全再現できません。

その意味で音源についてはこだわりました。単なるライブ録音ではありません。オフレコ部分の編集もそうですしジングルもきちんといれてあります(もちろん@takeruiくん作曲)。これはiTunesで読み込んだらちゃんとジャケット表示がされるようになっています。

ジャケットは@hagigenさん。

この他音源のインデックスをつくったり、質疑応答の部分については、参加者の氏名が入っていることもそうですが、こちらは文字を起こしてみました。

質疑応答などドキュメントも編集制作してPDFで添付しています。

あとは販売ですが、こちらはツイッターを使って認知を高めていく方策を考えています。@kjpclubを作ってこれから運用していきますが、こうやったら上手くいくんじゃないのかという策を2つぐらい実施してみます。こちらは効果があったらまたブログで書こうと思っています。

それでこの先、経営者JPさんで実施された講演の音源販売だけでなく、井上さんとは春以降、独自企画を展開しようという話になっています。私の考えとしては、この経営者JP CLUBで、日本中の経営者層の方々が、日頃書店のビジネス書の棚を訪れて何か良い本無いかなと探すように、経営課題を抱えたときに気にかけてもらえるようなサイトを目指して運営していって、いずれこの場で経営者に向けて電子書籍を販売できたらと考えています。それまでにやるべきことが何か?ということですね。

これと似たような展開を考えてもう1つCFO Newsをコミュニティメディアにしていこうと考えています。こちらもまだやることが山積していますが今月末にはその第一歩として、なんとかサイトを切り替えたいと考えています。

今回のこの仕事、私のなかでは「あなた出版社」ドメインの仕事だと考えてやっています。これからの編集者がやるべき仕事ってこういうことも含まれるよということを考えてのことです。あなた出版社のサイトの紹介が現状まだ自費出版サービスに留まっていますが、早急に事例をまとめて紹介して営業を加速させようと思っています。