形骸化しているとつぶやいたのですが、形骸化している理由は社長が徹底しないからです。心のどこかにしょうがないって思っているとそうなります。本当に優れた経営書に書いてあるとおりです。ルールを作ってそれを最初に破るのが社長。来週からしっかり徹底します。

残業は必要だと思ってます。それこそ休日出勤も。そこにお客様の要望があるならば。

問題はお客様に要望されていないのに勝手に残業することです。サービス提供しているのにその対価をいただけないのです。それは生産性が低いということです。生産性が低いというのは、売上に対して経費がかかりすぎるということです。

だいたいこうかくと、事業仕分けよろしくすぐに管理経営の徹底って話になるのですが、そこは大間違いで、やるべきことは「売上」を作るってことです。きちんとサービスを提供してその対価を頂くことが大事なことです。

分母ほうのコストを減らそうと努力することは間違っています。作業をいくら仕分けしてもそれだけでは売上は作れません。だから生産性なんか考えたことのない民主党政権だとこの先、絶対に日本は儲からないです。

そこでノー残業デーって何のためにあるのかってことなんですが、これはコスト削減ではないです。いつも古屋さんと揉めるところですが、会社の電気代や暖房代節約してもたいした額にならないんです。節約するためにノー残業デーじゃないです。

分子のほうの売上を作るために、絶対的に生活の中に創造的な時間を確保しなければならないと私は考えています。そのためには事務所の机に張り付いている時間を減らすことが必要です。もっと遊びにいかないと駄目です。だから会社にいつまでも残っているのは恥ずかしいと思わないと駄目だという文化にしなければと思います。だから残業はなくしていかなければならないのです。

今日の出版事業部のMTGで、作業が大変で次の仕事が作れないって話になっていたのですが、本当の意味でお客様の要望を満たすためには、売れる仕事をするためには、みんな創造的な時間を作るべきです。机に張り付いて、やらされている感でいっぱいの仕事のやり方を変えなければならないです。それを実現するために考え抜かなければならないのです。新しいお客様のためにも。

だから単に早く帰ればいいって話ではないですね。生産性の話です。売上を作るための話です。

ノー残業デーで家に早く帰っても、ビール飲んでテレビみてダラダラ過ごすなんて、もしもそれがワークライフバランスの正体だとしたら、私はつまらない人生だなと思いますけどね。たまにならいいけど、そんなの続けてたら2週間もやれば飽きますよ。その前に奥さんや旦那さんにあきれられるでしょうけど。

若い人もみんな創造的な生活がしたいって言ってます。本気でやる気なら残業続きの仕事を改善していきましょう。あ、そのために人を増やせばいいって話じゃないです。これは絶対的に生産性の話です。