先週、豆まきもしっかりやって新年です。去年は本厄でした。振り返ってみれば確かにそれなりにシンドイ一年でしたが、いろいろなアドバイスに従って結果的に悪い年ではなかったように思います。

ただブログには書いてない事件事故、体調不良などあり、そう言った点では確かに節目の年頃なんだろうなとは感じました。そういうこともあって、なおのこと慎重に過ごしたためか大過なく乗り越えられたとも思います。何はともあれ無事な1年でよかったです。ともかく今年は不吉な年でもないので去年縮んでいた分上に伸びたい気持ちでいっぱいです。いちおう後厄らしいですけどね。

で、以下は別に本厄だろうがそうでなかろうが関係のない話ということで。

去年1年シンドイなぁと思ったことは、一番は人材の採用と活用に失敗したこと、二番は赤字転落させたこと、三番は上手くいくはずの攻城団の開発がなぜか上手くいかなくなったというところことでしょうか。一方、良かったなと思ったことは、赤字決算でも意外になんとかなったこと。攻城団の開発に取り組み刺激的な方々とたくさん巡り会うことができたこと、それから強いチームを作るという活動に結果が伴ってたことでしょうか。そうすべて裏表ですね。物事とらえ方一つとよく言われ、自分でも結構よく言いますが、自戒の念を込めて本当にとらえ方一つです。

しかし、一昨年からの人材採用とその後の対応に失敗したことは、未だボディブローのように効いています。これは去年の苦悩のほぼ全ての原因といって過言ではないと思います。人材採用と育成活用は経営の要です。そんなこと常識だとばかりに慎重に取り組んできたはずなのに、振り返ってみると結果的にその本質が全くわかっていなかったようです。

こういう感覚は、いつも後から思い知らされることですが、答えは優れた経営者の経営書には全て書いてあるんですよね。すでに回答は用意されているのに、それが本当にわかるのはそこに書いてあることが「なるほどそうだったのか」と思える失敗体験を通じて振り返ったときなんですね。知っていることとわかっていることの違いとよく言われますが、体験を通じてしか得られないものなのでしょう。ということは教科書通りやるのが一番ということで、自分にはその徹底度合いが足りないのだと思いました。

このことは新しい事、例えば電子出版にしてもウェブコミュニティメディアを作るにしても同じだと思います。ただ、それが上手くかどうかは、徹底的に作り込む作業をどこまでやり抜けるのかということでしょう。この部分に関してはひたすらハードワークしかないと思います。

この点、そのハードワークを前提としない人を仲間に加えていた過ちが根底にあったと思います。誤解の無いようにしたいですが、ハードワークとは労働強化のことではないです。お客様目線で徹底的に仕事をやり遂げる覚悟を持って仕事をするということです。自分のやりたい方法に固執して新しい手法を研究しない人や、仕事の手法を見直さないために結果が出ず単に労働時間が長くなっている(要するに残業ですけど)人を見抜く力がないとダメだと感じています。

見抜く力がないのは、自分に経営者として緻密な準備をすることや、徹底的にやり抜くことが足りないためだと今は思っています。これは個人に置き換えてもそうで、今現状がそうなっている原因は全部自分の中にあると思います。良い結果を望むならば、正しい姿勢でことに望み、それ継続するほか道はありません。

また、そういうとらえ方をしておけば、現状がいくら絶望的な状況としても、いつも光明が差していることを感じられるとも思うので、いうなればそれは薄氷一枚でまだ水面に潜ったような状態でしょうか。ま、それがもっともシンドイ状態なのですが。

しかし、前に進んでいないと感じるときは上に伸びるとき、と、これ何かで読んだのかな、そうも思います。とにかく先頭に立つ人間が鬱勃とした空気でいると上手くいくものも行かない状態になると思いますので、あれこれ悩んだときは、今後もこのブログに書き残しておいてリアルには前向きにやっていこうと思います。この点苦悩ネタ、自虐ネタが売りになっててよかったと非常に前向きにとらえています(笑)

さて、この新年の抱負ですが、今年は原点回帰です。なんで会社を立ち上げたのかとか、なんでSEIHAをやろうと思ったのかとか、編集サービスをどう展開するのかとか、その延長で電子出版どうするのかとか、去年一昨年と徒手空拳であれこれやってきたことを一点に集約していって(私の中では全部ベクトルは同じなので)成果を上げていこうと思います。

現実的にはしばらくは資金繰表を見ながら冷や汗というか嫌な汗かきながら取り組まなければならない日々なのですが、このおつりが来るような充足感と重圧を楽しみながらやっていこうと思います。

今年はもうこれ以上借金を食い潰すのは止めと決めたので、まずは収支を是正して(って黒字化ってことですけど)、借入金を単なる負債から投資へと転化させるため結果出していきます。

あれこれ難しい話を書いてますけど、一言で言えば要するに真っ当に稼ぎます。ただそれだけのことですね。

長文ブログは当分是正されそうにありません。