だそうです。

Business Media 誠:出版社・新聞社の倒産件数、2001年の1.5倍

大変ですね。

こういう業界ネタは今までブログに書いたことはないですけど、現実はきちんと見据えないとダメだろうということで。でも、この元記事に何かの意味があるとは全く思いません。あそうかという程度です。

ダメなところは潰れる。以上終わりです。

何をどう騒いだところで、それが資本主義のルールなんだから、もしも潰れたくなかったら最善の努力して稼ぐしかないでしょう。最近では、もう出版は文化だからみたいなことも全く聞こえなくなってきましたし、電子出版二年はどうなったのでしょうか。勢いがなくなるってのはこういうことですか。まるでKAGEROUのようです。

まぁ、落ち着いて考えてみれば、そりゃそうですよね。さっき名古屋の市長、県知事選挙のニュースを見ながら思いました。世の中着実に変わりました。

8年前に創業するとき社長に、これからどんどん不況になるが、だからこそいいチャンスかもしれないな、と言われました。今でもそう思います。チャンスだと思って業態転換必死です。

この業態転換も、突き抜けられるまでもうあと一二歩というところなんですが、日銭を稼いでいた市場がとてつもない勢いで縮小していて簡単に稼げなくなってきたのでさあ大変というわけです。でも、もうちょっとここで何とかしたいと思って、もっとあがきたいと思います。もがきあがき続けていたら開ける道もあると思いますので。

それで、当社の場合も編集者という仕事について、今改めて考え直しています。ただ、こういう大上段な議論をすると、ついつい収益を忘れてしまがちなので、そこを間違わずに、編集者のもっているポータブルスキルを徹底的にマネタイズしていきたいと考えています。編集サービスを提供する会社で稼いでいこうと思っています。

その点、今回採用活動を通じて失敗したなぁと思ったのは、本を作るってことを、なんというか夢のような仕事のように語ってしまったということですね。失敗しました。

本を作る仕事って、もしもそれが売れなかったら地獄ですよあなた。それに売れない本を作り続けるってことは、このエコの時代、後ろ指さされるような自然破壊と産業廃棄物の増産をやって、あげくに時間の浪費ということなんですから。本当に売れる本作れるの?

単純に製造という意味で本を作ることに関してロスが多いということは前々から考えていることなので、最終的にここを解決したいと思っています。しかし、そこは問屋が卸さない。売る場としてのコミュニティメディアを作るってことは、売れる本を作るよりもさらに難問、難関です。

どうやらトンデモない山を登ろうと決心してしまったようです(笑)

いまデジカルでは、書籍雑誌編集のプロを集めました。これにブックデザイナーチームがいるので、オールランドに本や雑誌を作ることができるようになりました。なんでもやれるということではなく、それぞれ強みをもった編集者とデザイナーが集まって、戦略的にやっていこうという集団になりつつあります。

彼らの力で本以外のいろいろな出版物を手がけることができると思いますが、なにはともあれ基本の技術は大事なので、本を作る仕事の部分で、今後もきちんと採算がとれるようにします。それが今の社長の仕事です。

それから次の手を打ちます(すでに考えてます)。