ようやく手元に見本がやってきたので遅まきながらご報告。

最初は、Marketingis.jpの記事を再編集して出版しようというところからスタートしておよそ半年、途中会社の方がいろいろ大変で、河野さんには多大なご迷惑をおかけしましたが、インプレスジャパンの柳沼さんの尽力もいただき、初のアクティブサポート入門書という意欲的な本として実現させることができました。

作っている間、店頭でFacebookでビジネスぼろ儲けみたいな本がどんどん出てくるのを横目にしていましたが、常にこれらの本って3年後も読める内容なのかなぁと思いながら見ていました。去年あれほど大量にでていたTwitter本もどうなったんでしょうね。

あまり人のことを言えた義理ではありませんが、一足先に原稿を読ませてもらいながら、みんなソーシャルメディア狂想曲に乗って踊りすぎだなと感じていました。

今となっては、もはや私自身もGoogleなんとかもまったく始める気にもなりません。あるとき家族をそっちのけでスマホでタイムラインを追っかけている自分の姿を滑稽に思ったんですよね。そこでTwitterだけでなくFacebookでも、知らない人を友達にしたりするのはもう止めました。返事するだけで大変です。それもまぁ、実際に中毒のようにやってみたからわかったわけですが。

本書も、前書きに河野さんがお書きになっていますが、前著を上梓された直後から、もの凄く愚直にかつ常人が真似できないほどのネットコミュニケーションを実際に積み重ねた結果をまとめられたものです。

パッシブに対するアクティブということで、能動的なサポートを考える本ですが、アクティブサポートを実践するためには、実は受信すること、それに対する真摯な対応を考えることの大切さを理解できると思います。

実際、発想のもととなっている潜水艦のアクティブソナーにしても、反響した音や電波を受信することによって敵艦が把握できるわけで、受信するということはパッシブだろうがアクティブさろうが重要性は変わらないということですね。

この点、多くのソーシャルメディア本が発信ばかりでその後の対応がなく、結果発散に終わっているのに対して、受信するということをしっかりと考え、その対応を体系的にまとめられています。たぶん類書はないと思いますし、きっと他に書ける人もいないと思います。

Twitterというツールを使っていますが、このツールが無くならない限り確実に3年後も役立つと思います。先進的なテーマですので3年後ぐらいに「そういうことだったのか」と、初めて内容を理解できるようになる人たちもいるでしょうし、仮にTwitterがなくなったとしても、アクティブサポートの考え方はブログやfacebookでも同じように応用することができると思います。

ぜひ本書を買って本棚に置いておいてください。仮に今すぐわからなくても、これからTwitterを初めて半年後に読み開いてみたら気づくことがたくさんあると思いますし、きっと3年後も本書はあなたの本棚に置かれていて、またページを繰っていることでしょう。

私自身、電子書籍が目前に見えてきていて、殊更、最近は紙として残る本、長く読まれる本を意識して作るようにしていますが、そのような本に携わることができて本当によかったです。

ぜひ店頭でお手にとってみて、そして買ってください。よろしくお願いします。

たくさんの方がすでに感想を書いていらっしゃいます。発売間もないのにすごい数ですね。皆さん、ブログに書いていらっしゃいますが、さすが河野さんの本の読者方々だと思いました。

全部拾いきれませんが、まだ購読されていない方のためにも、いくつかリンクを貼っておきたいと思います。

Twitterアクティブサポート入門 |「そんな男に誰がした」

【読書感想文】「Twitterアクティブサポート入門」| PR革命 -IMCプランナーのアタマの中-

耽々と騒音 | 友達とFacebookのメッセージでしたやりとり

「地味だけど、目の前のひとりにちゃんと気持ちを伝えるという行為が、相手の心に強い影響を与えるんですよね。」 – かばんの中の折りたたみ傘~駆け出し診断士KOMAPPY日記~

Twitterアクティブサポート入門を読んだ  |  webweb @tsuj

Insight for WebAnalytics | 「Twitter アクティブサポート入門」を読んだ

アクティブサポートのすすめ/企業とソーシャル・メディア  |  風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

河野武さんの『Twitterアクティブサポート入門』を読んで – 私のリスタート

Twitterアクティブサポート入門 | Sometime,somewhere

twitterアクティブサポート入門 読了 – ナベケンblog

Amazon.co.jp: Twitterアクティブサポート入門 「愛される会社」時代のソーシャルメディアマーケ…のShinobu Ishizukaさんのレビュー

マーケティングの本であって、サポート手法の本にあらず/『Twitterアクティブサポート入門』  |  フジイユウジ::ドットネット

No pain, No gain |「企業のtwitter利用方法」-Twitterアクティブサポート入門を読んで-

河野武「Twitter アクティブサポート入門」。ソーシャルとコミュニケーション。 |  MubzLive

【感想】Twitterアクティブサポート入門 「愛される会社」時代のソーシャルメディアマーケティング | フェリックス・ウェイ代表・舘田 智のブログ

 

アクティブサポートのとてもシンプルな秘訣と、その秘訣を「突き抜けて」実践した心温まる優良事例4選 | ソーシャル&リアルの世界:ITmedia オルタナティブ・ブログ

チミンモラスイ!  | 「Twitterアクティブサポート入門」読了

マーケターのメモ帳 | 生活者の側から捉えなおすこと -『Twitterアクティブサポート入門 「愛される会社」時代のソーシャルメディアマーケティング』を読んで-

Twitterアクティブサポート入門 「愛される会社」時代のソーシャルメディアマーケティング/感想  |  SEM-LABO

すばらしい日々 |  Twitterアクティブサポート入門