意味は、コンピュータを使用中に再起動することです。よく「リセット」とと同じ意味に捉えられがちですが、厳密にはリセットは強制的に再起動という意味になります。
本日は、第9期期首の月次決算報告が主題となる経営会議でした。詳細に経営分析をしてもらいましたが、前期と対比して全くの別会社に成り代わったという評価を頂きました。
ここは以後慢心しないように気をつけながらも、多少の自信をもって書き残しておこうと思いますが、3.11の震災直後に、もはやこれまでと、従前の仕事のやり方を完全に断ち切ると決断してドラスティックな変革を実施し、重く長い後片付けと準備期間を経て、完全に再起動を完了して、再び事業スタートの状態に戻すことができたと考えています。
ブログに衝撃的な書き込みをして、両親を始めとして関係各位には、いろいろと心配をおかけしました。しかし、それもこれも結果的に半年前の決断が「リセット」ではなく「リブート」であったと、つまり計画的な経営判断のもと達成された状況に至っていると、経営分析数値の実数としても証明されつつあるので、またほんの少しだけ達成感を味わっています。見守ってくださった多くの方々に改めて感謝しています。
向こう三ヶ月の営業見込も含めて、自分としても、ほぼパーフェクトな立ち上がりだとの感触ではありましたが、実数を見た先生が久しぶりに多少は認めてくれたように思いました。そういうことだからというわけではないですが、ちょうど今期は取締役の更新でしたが、引き続き会計参与としても就任して頂けました。
では、なぜこのように再起動したのか?
私としては昨年来より、ウェブコミュニティメディアの企画を実現して、実際に多くの人が動くことで日本経済を活性化させる、そういった仕事を達成させたいと考え活動をしてきました。しかしながら、残念なことにその実現のためには、私自身の経営能力がさらに必要なことや、会社としてもスタッフの企画実行力がまだまだ足りないという現実を受け入れるほかない、何より寄って立つ足場が脆すぎると考えました。
その上で、震災後の経済状況のさらなる悪化というとてつもない逆風です。
巨大な仕事を達成させるためには、土台をしっかりと築く必要があり、それは緻密な仕事の積み上げの上にしか成し遂げられないこと、そしてその過程と成果においてこそ、充足感ある仕事の実績とともに、経済的な成功を社員とともに共有できる、そういったことを一番の念頭に置いてこの半年を過ごしてきました。
今は、この逆境下でもしっかりと成長できる、陳腐な表現ですが、グローバルスタンダードな組織を作ることこそが、ウェブメディアでの巨大な仕事を達成させるための大前提であると考えています。
まだ明文化できる状態ではありませんが、現在、形から入るような状態ではありますが、従業員が自宅作業可能かつ、残業無し、そして長期休暇も得られるような勤務体系を構築しようと考え少しずつ実行に移しています。これに加えて、これからは仕事の達成評価に応じた給与体系も再構築しようと考えています。
いろいろと新しい仕事が山積みで、実績としてもまだまだこれからではありますが、日中の業務時間内に集中して仕事をすることで、着実に仕上げて、次の仕事に繋がるような仕事を達成することにより、極めて生産性の高い会社をイメージしています。なによりもこの会社を評価が高く、かつ高給な会社にしようと決めて(そのためには大きな評価を得られる仕事をしていかなければならないわけですが)日々動いています。
その上で、第9期の見通しが立ち方向性も定まり承認されました。今後はこれをひたすら徹底的に実行して成果を見せていくだけです。それ以外に、社員に対する私自身の信用を積むことはできません。
それらが成し遂げられた上でのウェブコミュニティメディア企画事業です。
ほんとうに大きな仕事を成し遂げるためには、何が必要なのかということをこの半年で学べたように思います。本心としては今すぐ取り組みたいですが、今すぐやってもまた同じ失敗するだけです。本当に成功させるために、きちんと段階を踏む必要があるということです。
今回、再起動にあたっては、個人としても、この先仕事をしていくにあたって1つのテーマを掲げることにしました。それは、これから関わる様々な仕事、それは書籍の企画であったり、アプリの開発であったり、電子書籍であったり、ウェブメディアであるわけですが、それの全てにおいて、「これからの日本をつくる」、そういう意味合いのある仕事を選んで取り組んでいくことにしました。
先週から中国語のレッスンを再開しました。来週からはお茶のお稽古も再開します。これらこそ、数年先を見据えて取り組み始めたことです。
いまこの日本で問われているのはまさにリーダーの姿勢、デジカルにおいては社長の姿勢が問われていると、そう考え明日からも一つずつ積み上げていきます。
5件のコメント
5件のピンバック