事業を100日計画で進めていると書きました。

具体的には事業再生(新生)までに100日ごとの課題を設定して1年半で目処をつけると決めて動いてきました。

3.11から88日後、事務所の移転、

2011年6月7日「颯爽とご挨拶のつもりでしたが・・・」

それから102日後、新体制での再スタート

2011年9月17日「再起動【reboot】(リブート)」

そして80日後、第2段点火

2011年12月8日「事業を迅速に遂行するためには」

その第2段点火から100日後(スタートから370日、つまり1年後)、

2012年3月14日「【100日計画】仕事を任せていくこと開始しました」

そしてさらに前回の計画から100日目が先週末の6月23日でした。

この間に実績が上がった人、思うように上がらなかった人それぞれですが、本日以降も「仕事を任せていく」体制は継続です。以後は各自今回のチャレンジを振り返ってもらい、次は【必ず】成果を上げられるよう頑張ってもらいたいと考えています(上げてもらいます)。

経営者にできることは、伸びる環境を提供するまでとよく言われますが、ほんとうにその通りだと実感しています。【育てる】シリーズで書いていますが、もはや自分の子供を育てるだけで精一杯です。仮にできたとしても今の自分の経験値では、何かを教えるというよりは、部下と一緒に苦労をともにすることのみ。それに尽きると思います。

さて、前回は、

これからの100日で今後の会社の収益の柱となる事業に目鼻をつける考えです。この100日で会社としては次のステージに上がる(新しい事業にチャレンジする)準備を整え

と最後に書いたのですが、目鼻が付くまではいきませんでしたが、これが目鼻だというものがホボ見えました。いろいろなものを整理集約していった結果、おぼろげながら形が見えてきたといったところです。

様々なプロジェクトを手がけて幅を最大にとって挑戦してきましたが、ひとまずここに集中して掘るという部分を決め、あとはしばらく保留にしようと思っています。現時点で動かしているプロジェクト、企画していたプロジェクト、これから急いで整理します。これから関係者の皆さまにご連絡差し上げて参りますので、その際はよろしくお願いします。

得事即失。手放さないと新しいものは得られません。誤解無きよう補足しておきたいのは、やりかけているものを途中で投げ出すのではなく、時期を待って保留にするということです。

 

そして、新しいことの目鼻が見えはじめたころから、『こうやれば間違いない!』とばかりに、今すぐに取りかかりたい衝動と、『さはさりながら1つのことを極めたい』という2つの想いが交錯していることに気がつきました。ブレないようにしようと考えれば考えるほど、まるで綱渡りの毎日。そして、この未分化な状態を早くなんとかしたいと常々考えていて、実はそのための解法も本を読んでうちに得ることができました。

それは「目の前の問題からきっちり解決すること」です。この「目前の問題を解決する」ためには「解決する道筋はどうあるべきか」を突き詰めて考えるほかない、そしてそのときに「何が問題か」という問題設定がなによりも重要であると。

先ほど得事即失と書きましたが、面白いことにいろんなことを手放し始めると新しいものが手に入りますね。実は、上記の課題を1人で考えているとぶれてしまうので、これらの作業を進めるためにブレーンが欲しいと考えていました。「問題」の整理作業を手伝ってもらえる人がいたらいいなと。

 

かねてより自分の参謀団を結成したいとは考えていましたが、どうしたらいいかが分かりませんでした(で、いろいろと失敗してきた)。そんなときに嘘のような話ですが、一人でウンウン二週間ほど唸って煮詰まって、「(あぁもう限界)もうひとりで考えるのを止めよう!」と、ただそのことを強く決意した瞬間に、同時に二人も、それも手弁当で結構です。という方々と出会うことができました。

出会ったといっても紹介していただいたのですが、手弁当でいいというのは要するに仕事には全く困っていないということで、私の話を聞いて面白そうなので一緒に考えさせてくださいということでした(逆に、この程度だったら赤子の手をひねる程度ということでもありますね)。

 

次の100日プロジェクトの課題は、「問題設定」と「問題解決」の道筋を設計図としての事業計画に落とし込むことです。これほどチャレンジしがいのある課題もないなと想いながらも、いままでにないプレッシャーを感じています。

しかし次第に、これはひょっとして・・・、と面白くなってきました。そこで、今回の課題はなによりも「楽しむ」ことを最大の課題にしたいと考えています。

参謀団との定例MTGは来週から開始です。