現代社会は変化のスピードが速く、先人たちよりも1日に抱える「気になること」の数はとてつもないものになっています。
これまでの”幸いなことに”が見事に”災いして”、下手にスマホやPCを使って情報や物事を処理する知識を持っていたために、今となってはまったく不遜なことですが、時代の変化スピードアップや、気になることの増加をものともしない処理能力が自分にはあると過信していたようです。
正確にいうと少し前から、限界は感じており、なんとかしなければとは思っていました。また実際に首の皮一枚のきわどいところでなんとかなっていたわけですが、さすがに今年を振り返る時期になって、行動を評価して来年に向けて、物事を前に進めようとするほどに手が止まり足が動かなくなってしまいました。
ここしばらくはツイッターにアレコレ呟いたりして気を紛らわして気持ちを奮起させていたのですが、やはり小手先の対策ではどうにもならない事態に陥っていると判断しました。
来年以降の見通しが全くついていません。
暗中模索ということもありますが、それ以前に「やるべきこと」、「やりたいこと」、があまりにも多すぎて、自分の本心を見失っているというのが正確な表現です。
先週あたりから、まるで暗雲漂う大洋へ勘を頼りに乗りだしている船長の気分で、常に難破や座礁の恐怖と戦っていて、恐怖心は押さえられると強がってみても、深層心理に残った大量の懸案事項を誤魔化すことは不可能で、必ずどこかで破綻や油断を招くだろうという漠然とした不安を抱いたままでは、やはり間違いなく遭難ですね。
そこで昨晩、潔く後退することを決めました。
今日はさっそく1日休みをもらって、縮れて細切れになって散乱している気持ちの整理に入りました。
それも今回は徹底的にやり直そうと思って本を引っ張り出してきました。
デビッド・アレンのGTD(Getting Things Done)本を丁寧に読み直しています(実践編のほうね)。
物事をストレス無く進めるためには、「(状況を)コントロールする」ことと「(将来の)見通し」の2つが重要と本書にもあります。短期的な対処はできていたのですが、継続するシステムを作ることを怠っていました。
事業を伸展させようとする度に、次の新しい壁にぶつかるわけですが、それだけでなく、突発的な事象として、自分には家族や社員やクライアントといった、行動予想の付かない不確定要素があまりにも多く、この先、仕事を大きくするならば、そういったあらゆる混乱を整理し絶えず自分自身の指針を確認し実行できる航法システムを、この際イチから作り直すべきと判断しました。
数年ぶりに本に赤線を引きながら、大変申し訳ないですが読まないといけない原稿をちょっと横に置いて、今日一日で読み終えました(結構分厚い)。
そして、さっそく懸案の収集に入っていますが、これが大量にあってまだまだ終わりません。ただ、そこで、”あぁダメだオレ!”と思わずに、また焦らず腰据えて立て直します。
先日もアラフォー女性の生き方を見ていて、どうやら自分の場合も、今年は大事があったにもかかわらず、まだまだ見栄や対面が邪魔しているように感じています。一旦これまでの過去の経験や積み上げなどを全部捨て去って、一体全体これからどうしていきたいのかということに意識を集中してみます。
気持ちとしては何もかも捨て去ってサッパリ裸一貫になりたいところですが、そういうリセットの方法ではなく、そのつもりで立て直しをしていきます。どれぐらいで片付くのか本日18時51分現在まだ見通せておりませんが、大至急やります。
「最も時間がないように思えるときこそ、最も計画を立てなければならないとき、最もプレッシャーを感じているときこそ、最もリラックスする必要があるものだ。また、「より戦略的なこと」に注意を向けていく必要があるときほど、人生の細々した部分をきちんと片付けていかないときもあるだろう。」デビット・アレン
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