経済状況がますます悪化して、生き残りに必死になって活動しているからだと思うのですが、ここ数ヶ月いままでにないいろいろな出会いが加速していると感じます。

だからこそ自戒をこめて新しくご縁が出来た方だけでなく、ご紹介くださった方との関係や、それらの出会いから始まった紳士協定を強く意識していかなければと感じています。

私自身も今は懐事情だけでなく、以前にくらべて時間的にもさらに余裕がなくなっているので、本当につましい交際になってしまい恐縮なのですが、それでもつながりは美しく保てるように、不義理はしないようにと強く意識しています。もちろん完全完璧にできているとは思っていません。

いま出会った人と数年後、数十年後にどういう関係になっていくのか、それを発展的なものにしていくためには、いま誰と出会いたいのかということよりも、自分が出会いに相応しい人間になっていかねばと考えるようになりました。

裏切られる思いも少なくないですが、それでも向こうにも事情はあるよなと最後は許せる気持ちにもなってきました。だからといって甘い関係に陥ってしまわないように、そこは仁義と任侠も忘れてはならないと思っていますが。

また、人情という点ではやはり私の場合は、なによりも社員のために今どうするかを考えなければならないと思っています。みんなが毎日、安心して気持ちよく働けるためにはどうすればいいのか、そのことが解決されていない以上、社員が対面するお客さんのために最高のサービスを提供できるわけがありません。

これは文章にするとほんとうに綺麗事に聞こえますが、優れた経営書にもそれが実体験として書かれていますね。他人事の読み物としてそれを読むときに、これほど清々しい話はありません。

しかし自ら真剣にそれを実行することは至難の業と言って良いと思います。自分も大変なんだ!とか家族のことだけでも必死なのに・・・なんて思いがよぎる人には、まぁ無理ですね。そういう人がトップにいる組織はほんとうに不幸だろうと思います。

以上、もちろんやせ我慢で偉そうに書いています(笑)

「愚痴を言うのを止めよ。建設を始めよ」出光佐三の言葉は重いです。