8月からコツコツと準備を進めていましたが、明日11月から社の体制を、ブックデザイン事業部と電子出版事業部の2事業部に集約再編します。

すでにブックデザイン事業部の方は、従来の編集デザイン制作事業を集約拡大させた形で先月より稼働させています。当事業部では、従来の個人商店的な業務分担から4名のチーム体制で更なる顧客サービスを追究します。

特に装丁依頼の際に、同時に制作や編集の相談を受けることもあったのですが、取りこぼしていた仕事をしっかりと拾い上げることを第一の目標としています。

この改変に着手しようと考えたのは、何よりもお客様の要望に十分に応えること、それが一番ですが、多くのフリーランサーとの差別化をはかることを念頭に置いています。

弊社が制作プロダクションとして都内で交通至便なところに事務所を構えているのも、マネジメント専用の人員を配置しているのも、すべてはお客様対応を十分にするためです。

当社のデザイナーは大量の案件を抱えていますが、彼らがデザイン業務に専念できるように、またお客様が緊急対応を迫られた場合に、その案件の進捗を理解している営業社員がいることによる安心感を提供したいと考えています。

次に、ブックデザインの「デザイン」の部分には本の設計の意味も込めています。まだまだ実験的案件ですが、オンデマンドのと電子のハイブリッド出版や個人電子出版の実現など、要望が複数寄せられており制作に取り組んでいます。この部分については、私自身が顧客サービスを開発提供していくことにしています。

すでにISBNコードは持っているのでAmazonを使った少部数出版は実行可能です。それに加えて電子書店の取次会社とも契約をして、電子出版自体を請け負うことができるようになりました。今年中にデジカルブランドとしてこのハイブリッド出版サービスを提供していきます。

ブックデザイン事業部は、既存のお客様を第一に、これから新たなお客様とお会いすることを楽しみにしております。