これからゼロベースで出版社を立ち上げる計画をスタートさせました。

再生可能エネルギーの技術解説を主たるテーマに、その開発研究の現場で明るい未来像を持ち実践している人に焦点を当てた企画を考えています。この出版社の目的は15年後の新エネルギー社会のビジネスパーソン、研究者を多数輩出することです。

いうまでもなくエネルギー問題は、これからの日本における最重要課題の一つです。2030年という近未来を目標に様々な予測、達成目標数値が上げられていて、すでに基礎的研究を終えて実証実験に取り組んでいるものが多数あります。それらの現場で実務に取り組んでいる人々に注目できる読み物を作ろうと考えています。

テーマも堅い上に堅苦しく書いていますが、私は単純に、当社のような小さな制作会社が、大きなテーマの専門出版社を作るチャレンジができるということ事態が面白いんじゃないかと思っています。

今年の夏、一人の青年が電子出版をしたいと相談にやってきました。彼は、私が尊敬する大学教授からの紹介でお会いしたのですが、何度かお会いして打ち合わせを重ねるうちに、実行力と熱意、何よりしっかりとした事業意識や経済観念があることをみて、一緒に出版社を立ち上げませんかと投げかけました。

とにかくソーシャルメディアで偉そうなことを言っているだけの若者が多い昨今、何度も打ち合わせを重ねて彼なら一緒にやって失敗しても悔いはないと思ったのでやることに決めました。

実際にやろうと決めて勉強を始めると、あちこちの再生可能エネルギー研究、開発の現場で孤軍奮闘もしくは事業を立ち上げるべく奮闘している人がいることを知りました。是非会って話をしてみたいですね。彼らがどういう将来像を描いているのか聞いてみたい。

しかし、そうやって熱意を込めてコトを動かし始めると響くところにはきちんと響くもので、紹介してくれた教授も、そういうことなら一肌脱ぐよと仰っていただきました。

まずは初期的な課題設定と実行計画が整いました。昨晩はそういう思いをお互いに再確認して駒を一つ進めることにしました。